概要:
超音波を解析する場合に注意する点は、周波数が高く、波長が短くなるという点です。音波を精度よく解析するためには、1波長当たり4~6メッシュの細かいメッシュ分割が必要になるため、周波数が高くなると、メッシュ数が極端に多くなる傾向があります。今回はメッシュが多くなる事を考慮し軸対称解析で超音波解析を行ってみます。
解析事例:
- 軸対称モデル
- 駆動周波数 1[MHz]
- 水の損失を考慮するため、音速の虚部を2.8e-3[m/s]とする
- 波源に1[m/s]の振動速度を与える
解析結果:
以下は音圧[Pa]の分布と、音源近くにいくつもの波が存在する事が分かります。
以下は音圧レベル[dB]のコンター図ですが、超音波は強い直進性があることが分かります。