皆さん、突然ですがFemtetのマクロ機能を使ったことはありますか?
マクロ機能なんて知らないよという方や、知ってはいるけど何となく難しそうで使ったことが無いという方が多いのではないでしょうか。
今回はそのようなFemtetのマクロ機能を知らない方や、難しそうで敬遠されている方向けにFemtetのマクロ機能を紹介したいと思います。
Femtetで解析をしている時に複雑なモデルを作成するのに手間がかかったり、解析結果画面で多数の座標での結果を取り出してまとめる作業に苦労したといった経験がありますよね。
Femtetのマクロ機能を使うと、これらの手間のかかる操作を自動化して大幅に時間を省くことが出来るようになります。Femtetの画面上でできる操作はほとんどマクロ機能で実行することが出来るので、下図の例のようにExcelシートでモデルのパラメータを入力し複雑な形状のモデルを自動作成させたり、複数の座標での結果を自動で抽出してまとめるといった事が簡単にできます。
弊社のウェブサイトでは上記の例のようなマクロをサンプルとして複数公開しています(サンプルマクロのページはこちら)。マクロを動かすための簡単な準備をしていただければすぐに使用できるのでぜひ使ってみてください。
【例1】Excelでパラメータを入力しトロイダルコイルを作成する
【例2】計算結果ファイルから複数の座標の解析結果を取得する
ただ、マクロを作成するにはプログラミングの知識が必要になる為、敷居が高く感じてしまう方もいるかと思います。でもご安心ください。
Femtetには作業中のプロジェクトからマクロのコードを自動作成してくれる機能があります。自動作成されたマクロのコードをベースに、一部のパラメータを書き換えてモデルの形を変えてみるといった事が簡単にできるので、マクロのコードの書き方を学習していただく事が可能です。
【マクロファイルに出力メニュー】
また、Femtetのマクロ機能の使い方を学ぶことが出来るセミナーを年に2回開催しています。次回は11月の開催を予定していて、弊社のウェブサイトのセミナーお申込みページから申し込みが可能です。(マクロセミナーは有料セミナーになります。)
これからFemtetのマクロ機能を活用してみたい、プログラミングに不安があるので基本を学びたいという方はぜひ参加をご検討ください。
音波解析について取り上げてほしいです!
音源を複数用意したときに球面上を音が伝わり、それぞれの音波が干渉して音が伝わっていくと思いますが、各音源の位相をずらした解析は可能なのでしょうか。
また有限要素にて球面上を伝わる音波を解析したあと、指向性計算方法を使って、シート面の音圧分布を解析するときって、シート面のメッシュは有限要素で切ったメッシュと同じぐらいのサイズ(波長の1/6以下)でやった方がいいですか?メッシュサイズ大きくても問題ないですか?
当ブログへの初コメントとテーマのご提案ありがとうございます!
音波解析で複数の音源の位相をずらしたい場合は、音源となる部分の境界条件で位相を指定してください。
指向性の計算方法を使って音圧分布を解析するときも、シート面の部分はメッシュサイズを細かくしていただいた方が良いです。