[新機能紹介] 自然対流機能のご紹介(ヒートシンク解析)

Femtet2020で実装された『自然対流解析機能』の機能紹介をおこないます。

これまでのFemtetでは扱えなかった自然対流解析ができるようになりました。

今回は基板上のICに発熱量を与えた時の熱流体解析をおこないました。

発熱を逃がすために配置したヒートシンクの上方に温度の高い領域があり、

主に上方に熱が伝わっている様子が確認できます。

【ヒートシンク解析結果/温度分布】

また、解析タイプを熱伝導解析から流体解析に切り替え、流速ベクトル図を表示することで、ICにより暖められた空気が上方へ移動している様子も確認できます。

以下のFemtet例題をご参照ください。

ホーム / 例題集 / 連成解析 / 熱流体解析[Bernoulli/Watt] / 例題6 自然対流による基板上のICの放熱

熱流体解析をおこなうためには、熱流体オプションが必要となります。

2か月無料の試用版でご評価ください。

https://www.muratasoftware.com/trial/starter/

 

[新機能紹介] MATLAB/Simulinkモータドライブ解析との連携

Femtet2020で実装された『Femtetモータ解析とMATLAB/Simulinkモータドライブ解析との連携』の機能紹介をおこないます。

Femtetではモータ基本特性をさまざまな条件で解析し、
MATLAB形式のスクリプトファイル(モータ特性ファイル)としてエクスポートします。
MATLAB/Simulinkではモーター特性ファイルをインポートし、
モータ制御を考慮した解析(モータードライブ解析)を実行します。

FEM解析によって得られたモータ特性ファイルを使用することにより、
単純化されたPMSM(永久磁石同期モータ)モデルでは捉えることができない、詳細なモータ特性を考慮したモータドライブ解析が可能となります。

【Femtet-MATLAB/Simulink連携概念図】


Femtetでは、解析条件の設定から、[MATLAB/Simulink]タブ、および、[回転機]タブの設定を行います。
指定の変数を設定し、パラメトリック解析をおこなうことで、
MATLAB形式のモータ特性ファイルの作成を実行します。

【モータ特性ファイル出力設定画面】


作成したモータ特性ファイルを使用し、Simulink解析を行います。
Simulink側の『Fem-Parameterlized_PMSM』モータモデルに

3次元鎖交磁束データ|熱端子なしでFemtetのモータ特性ファイルを読み込みます。

【Simulink回路図】

【モータ特性ファイルの指定】

解析を実行し、結果の確認を行います。
Simulink解析モデルのScope1ブロックをダブルクリックすると、解析結果が表示されます。
Scope1はモータからの出力電圧(誘起電圧)をモニタリングしています。
誘起電圧は単純な正弦波にはなっておらず、モータの非線形性が現れているのが分かります。

【解析結果確認/誘導電圧】

詳細な手順はFemtetヘルプをご参照ください。

ホーム / チュートリアル / MATLAB/Simulinkモータドライブ解析との連携 /

MATLAB® 、Simulink® に関する情報は Mathworks様のウェブサイト(https://www.mathworks.com) よりご確認ください。

 

MATLAB/Simulink連携をおこなうためには、

磁場拡張オプションが必要となります。

2か月無料の試用版でご評価ください。

https://www.muratasoftware.com/trial/starter/

[お知らせ] EV-tech.jpに掲載されました。

FemtetがEV-tech.jp様(https://ev-tech.jp/)に掲載されました。

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