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例題16_毛細管現象の解析

 

本例題について

 

 

解析空間

項目

条件

解析空間

2次元

モデル単位

mm

解析条件

項目

タブ

条件

ソルバ

ソルバの選択

流体解析[Bernoulli]

解析の種類

流体解析

過渡解析

混相流の設定

流体解析
混相流の設定

自由表面(VOF法)の解析を行う:チェック

相の設定:「000_空気、100_水」を登録

 

重力を考慮する:チェック

表面張力を考慮する:チェック

相ペアの設定:

相1

相2

表面張力

接触角

000_空気

100_水

0.07

90

詳細設定

流体解析

詳細設定

コントロールボリュームタイプ:要素中心型

時間ステップ

過渡解析

設定項目

条件

時間ステップ

指定、0.1[ms]

ステップ数

5000

出力間隔

100

メッシュ設定

メッシュ

設定項目

条件

標準メッシュサイズ

指定、0.1[mm]

要素の種類

四角形

 
 

モデル図

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Face

Wall

Wall

1/Face

Wall

Wall

2/Face

Water

100_水※

3/Face

Air

000_空気※

※空気、水は材料データベースを利用

 

Wallの材料定数は以下のように設定しています。

材料名

タブ名

設定

Wall

固体/流体

固体

 

Wallのボディ属性において接触角を設定しています。

ボディ属性名

タブ名

設定

Wall

固体

混相流の設定(接触角の設定):

ボディ属性毎に設定する:チェック

相ペアの設定:

相1

相2

接触角

000_空気

100_水

60

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

WaterInlet/Edge

流体

流入/流出

自然流入/自然流出

混相流の設定:

流入する相「100_水」

AirInlet/Edge

流体

流入/流出

自然流入/自然流出

混相流の設定:

流入する相「000_空気」

 

解析結果

時刻0[s]、 0.1[s]、 0.2[s]、0.3[s]、0.4[s]、0.5[s]の第2相体積分率コンター図を示します。

第2相(水)の部分が赤く表示されています。

時間とともに0.4[s]までは水面が高くなり、0.5[s]では水面が低くなっていることが確認できます。

水面の位置は一定値には収束していません。

 

時刻 0[s]

時刻 0.1[s]

時刻 0.2[s]

時刻 0.3[s]

時刻 0.4[s]

時刻 0.5[s]

 

接触角を考慮した計算では、界面の振動が発生しなかなか定常状態に至らない場合があります。

この場合、粘度を10倍等大きな値にすることで振動を抑制することができます。

定常状態の計算は、表面張力と重力のつり合いの状態を計算していることになるので、
粘度の変更は定常状態の計算の結果には影響がないと言えます。

 

参考に、水面の高さの式を示しますが、粘度に依存していないことが確認できます。

h[m]:水面の高さ、σ[N/m]:表面張力係数、θ:接触角、ρ[kg/m3]:水の密度、g[m/s2]:重力加速度、L[m]:平板間の距離

 

水の粘度を10倍にして解析したものを示します。

水面の高さが一定値に収束していることが分かります。

 

時刻 0[s]

時刻 0.1[s]

時刻 0.2[s]

時刻 0.3[s]

時刻 0.4[s]

時刻 0.5[s]

 

 

参考として二つのモデルの水面の高さを、「VOF_CaptureBoundary_Macro.xlsm」で取得した結果を示します。

水面の高さが5.8[mm]程度に収束していることが分かります。

 

 

 

なお、理論式から計算した値は、

h = 2 * 0.07 * 0.5 / (997 * 9.8 * 0.1e-3 ) = 7.16[mm]

となっており、解析で求めた水面の高さよりも少し高くなっています。