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電磁波解析の入出力ポート

入出力ポートの設定をします。

境界条件の編集ダイアログの電気タブ入出力ポートを選択すると表示されます。

また、右クリックメニューから入出力ポートを選択しても表示できます。

 

ポートの設定画面 

 
 

伝搬モード設定

 
 

※モデル上のポート設定方法については「電磁波解析ポートの設定方法」を参照してください。
 

以下の設定項目は電磁波3次元調和解析と過渡解析の場合のみ設定できます。

設定項目

解説

積分路、ポート電界方向

 

積分路は特性インピーダンス(Zpv)の計算と、ポート上の電界方向の決定に

使用されます。

積分路の設定は、伝送線路となる2つの導体間をつなぐように設定します。
「電磁波解析ポートの設定方法」をご覧ください。

 

  • 設定: モデル画面上で積分路の始点、終点をクリックし、
    積分路およびポート電界方向をあらわすベクトルを設定します。

 

  • 消去 設定済みの積分路を消去します。

 

  • 反転 積分路の方向を反転させます。

 

  • 差動ペア: ミックストモードSパラメータを計算する際に、
    2本の積分路を選択して差動ペアに設定することで、
    その積分路がつけられた2つの電極を差動ペアとして計算します。
    この機能は、伝搬モード変換機能が有効な場合に使用できます。

 

  • グランド: 電気的に孤立した電極につけられた積分路をグランドに設定することで、
    その孤立した電極もグランドとして計算します。
    この機能は、伝搬モード変換機能が有効かつ逐次スイープもしくは補間スイープの場合
    に使用できます。

 

 

基準インピーダンス

 

  • ポート構造から算出される特性インピーダンスを使う
    ポートの特性インピーダンスを使用しますので、ポートの構造が、
    (ポートから)外側に向かって無限に伸びた構造を計算しているのと同じです。
    つまり、ポート部分での不連続に起因する反射は、ほとんどなくなります。
    導波管など、(準)TEMモード以外の解析も、こちらを利用します。

 

  • 指定する: 入出力ポートの基準インピーダンスを指定することができます。
    ネットワークアナライザの測定と比較する場合、基準インピーダンスを50Ωに設定します。
    差動ペアの設定が行われているときに有効になる
    差動インピーダンスにチェックを入れることで、
    差動モードの基準インピーダンスを設定できます。

 

  • タッチストーンファイルで指定する: 拡張子 .s1p のファイルを指定できます。

ポートの種類

 

  • 電力ポート: Sパラメータを計算する時に利用するポートで、通常はこれを選んでください。
    電力ポートからの入力電力P [W] と設定した場合、
    ポートから入力される平均電力が P [W] であるとして計算します。

 

  • 電圧ポート: 内部抵抗が0のポートです。ポートの電圧が振幅1 V で振動するポートです。
    調和解析における電圧値の変更は、フィールド重ね合わせの設定を使ってください。

 

  • 電流ポート: 内部抵抗が無限大のポートです。ポートを流れる電流が振幅1 A で振動するポートです。
    調和解析における電流値の変更は、フィールド重ね合わせの設定を使ってください。

 

  • 調和解析において高速スイープもしくは補間スイープが選ばれている場合、電圧ポート電流ポートは選択できません。

 

  • 電圧ポート電流ポートではSパラメータの導出、放射特性計算ができません。

 

ポートのモード数

 

3次元電磁波調和解析/過渡解析では入出力ポートで導波路解析を行いますが、その時に計算するモードの数です。

 

  • 導波路の計算で求めるモード数: 導波路電磁場解析では伝搬しないモードも含めて計算されます。

 

  • 実際に3次元解析で使用するモード数
    導波路電磁場解析で求めたモードのうち、位相定数の大きいものから選択し3次元解析に使用します。
    従って、

       「実際に3次元解析で使用するモード数」 < 「導波路の計算で求めるモード数」
    の関係が満たされる必要があります。
    自動設定にチェックを入れると、ポートにつけられている積分路の数を設定します。

 

  • モードの選択: このチェックを入れると、所望のモードを選択して解析に用いる事ができます。
    解析方法を説明します。解析条件で指定した
    最大の周波数において、所望のモードに対応した、
    導波路解析モード番号”を調べます。そして、対応する項目にチェックを入れます。
    例えば、
    導波路解析モード番号が1であれば、“mode01”を選択します。
    導波路解析モードについては、電磁波解析ポートの見方をご覧ください。

De-embedding

 

出力されるSパラメータに対してDe-embeddingの設定をします。

「De-embeddingを行う」にチェックが入っているとDe-embeddingの方法を選択できます。

De-embeddingについてはDe-embeddingの計算を参照してください。

 

基準インピーダンスが設定されている場合はDe-embeddingの処理を行った後に基準インピーダンスへのRenormalizeが

行われます。

 

移動距離:物理的なポートの移動距離を設定することでDe-embeddingします。ポートにおける伝搬定数を用いるため

伝送線路の損失が考慮されます。

 

遅延時間:電気的なポートの移動距離を設定することでDe-embeddingします。周波数と遅延時間を用いるため

伝送線路の損失は考慮されません。

 

このポートから入力した時の

フィールドを保存する

 

チェックすると、指定ポートから入力したフィールドデータを保存します。
チェックがないと、保存しません。

 

調和解析:

逐次スイープが選択されており、電磁波解析オプションにおいて「指定ポートからの入力フィールドのみ保存」が

チェックされている場合のみ選択できます。

 

過渡解析:

過渡解析タブで「フィールドを出力する」にチェックが入っている場合のみ選択できます。