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データ演算機能(数式入力)

グラフソフト(Descartes)でS, Y, Zパラメータ(TouchStoneファイル)をグラフ表示している場合、

系列タイトルには、数式を使用したデータを入力することができます。

 

数式入力方法

入力には以下の二通りの方法があります。

 

  1. 系列タイトル表示を直接編集

     

  2. プロパティエリアで系列タイトル表示を編集

 

 

注意

  • S, Y, Zパラメータ(TouchStoneファイル)のみが対象です。

  • データ変換状態では数式入力はできません。

  • 数式入力後、Y軸の複素数形式を適切な形式に変更して下さい。
     

使用できる演算子、関数、定数

使用できる演算子、関数、定数を下記に示します。
 

  • 関数名および演算子名の大文字と小文字の区別はしません。

 

演算子の優先順位はVB/VBAと同じで、下表においては上の方が優先で評価されます。

演算子

内容

^

べき乗

*

/

乗算

除算

+

-

加算

減算

=

<>

<

<=

>

>=

比較演算

 

  • <>は不一致判定です。

  • 成り立つ場合は -1 になります。

  • 成り立たない場合は 0 になります。

And

論理積

(正確には小数点を切り捨てた整数のビット積です)

Or

論理和

(正確には小数点を切り捨てた整数のビット和です)

 

関数名

内容

S(Port1,Port2)
Y(Port1,Port2)
Z(Port1,Port2)

対象データのS,Y,Zパラメータの指定成分を計算します。

例: S(2,1)

 

この関数に続いて、TouchStoneファイルパスを指定することで外部ファイルの

データを取得することもできます。

例: S(2,1) Meas1.s2p

  • ファイルパス指定されたデータにはグラフの設定は反映されません。
    正規化していない値(TouchStoneファイルに記述されている値そのまま)が使用されます。

COMPLEX

複素数をそのまま複素数として扱います。(定義してもしなくても変化はありません)

例: COMPLEX(S(2,1))

DB

複素数のdB値を計算します。

例: DB(S(2,1))

MAG

複素数の絶対値を計算します。

例: MAG(S(2,1))

PHASE

複素数の位相値を計算します。(単位:deg)

例: PHASE(S(2,1))

REAL

複素数の実部値を計算します。

例: REAL(S(2,1))

IMAG

複素数の虚部値を計算します。

例: IMAG(S(2,1))

Sin

正弦。引数の単位はラジアンです。

Cos

余弦。引数の単位はラジアンです。

Tan

正接。引数の単位はラジアンです。

Atn

逆正接。戻り値の単位はラジアンです。

Log

e(ネイピア数)を底とする引数(真数)の対数を計算します。

Sqr

引数の平方根を計算します。

Abs

絶対値を計算します。

F_IF

条件により値を変化させる場合に使用します。

 

引数は3つあり、第1引数の結果が「0.0以外」の場合に第2引数の結果が返り、

「0.0」の場合に第3引数の結果が返ります。引数の区切りは半角カンマです。

  • 第1引数:比較演算や論理演算および数式が指定できます。

  • 第2引数:第1引数の結果が「0.0以外」の場合の値を記述します。

  • 第3引数:第1引数の結果が「0.0」の場合の値を記述します。

 

例: F_IF( val_a <= 2, val_a * 2, val_b * 1.5 )

        val_aが2以下の場合は val_a * 2 が返ります。

        val_aが2より大きい場合は val_b * 1.5 が返ります。

 

定数名

内容

FREQ

周波数。(変数)

j ( i )

虚数単位。(√-1)

 

例: 0.5-j*0.3

PI

円周率。(3.1415926535898)

C0

光速。(2.99792e+08 m/s)

 

 

便利な公式

演算子

内容

セカント

Sec(X) = 1 / Cos(X)

コセカント

Cosec(X) = 1 / Sin(X)

コタンジェント

Cotan(X) = 1 / Tan(X)

アークサイン

Arcsin(X) = Atn(X / Sqr(-X * X + 1))

アークコサイン

Arccos(X) = Atn(-X / Sqr(-X * X + 1)) + 2 * Atn(1)

対数

LogN(X) = Log(X) / Log(N)

べき乗

Pow(X,Y) = X ^ Y