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アダプティブメッシュの設定

アダプティブメッシュは、計算結果から要素ごとの誤差エネルギーを計算し、それが大きい要素を分割して、順次細かなメッシュを作成していきます。
分割される要素の数は要素増加率で指定し、30%であれば、要素が約30%増加します。
収束判定に使用する物理定数が精度以下になるか、最大反復回数に到達すれば終了します。
ただし、最小反復回数に満たなければ、その回数は実行されます。
収束判定に使用する物理定数には、下記のものがあります。「自動」を選んだ時には最も左側の物理定数が選択されます。
ただし、たとえば磁場静解析でコイルがない場合はインダクタンスが定義できないので、次の磁界エネルギーが選択されます。
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解析の種類 |
収束判定に使用できる物理定数 |
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電場解析 |
静解析(誘電体) |
容量 / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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静解析(導体) |
抵抗 / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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アドミタンス / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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磁場解析 |
静解析 |
インダクタンス / 磁界エネルギー / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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調和解析 |
磁界エネルギー / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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電磁波解析 |
特性インピーダンス / 伝搬定数 / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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調和解析 |
Sパラメータ / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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応力解析 |
静解析 |
ひずみエネルギ / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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調和解析 |
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熱伝導解析 |
静解析
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平均温度 / 最高温度 / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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圧電解析 |
静解析 |
インピーダンス / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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調和解析 |
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音波解析 |
調和解析 |
放射インピーダンス / 音響エネルギー / 誤差エネルギの相対値 / 誤差エネルギの絶対値 |
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Sパラメータで収束判定を行う場合は、次の式を満たしたときに収束したと判断します。
|Sijn-Sijn-1| / Smaxn < 精度
Sijn は複素数であらわされるSパラメータで、添え字の i
と j はポート、n
はアダプティブメッシュの反復回数を表します。
また、Smaxn は実数で、 n 回目のアダプティブメッシュで得られたSパラメータ
Sijn の中で、その大きさが最大のものを表します。
Smaxn = max{ |Sijn| }
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容量マトリックスやインダクタンスマトリックスなど、他のマトリックスについてもSパラメータと同じ方法で収束を判定します。
電磁波調和解析でアダプティブメッシュを行う周波数の設定


アダプティブメッシュはある周波数についての最適なメッシュを生成します。
電磁波調和解析では、解析領域全体のアダプティブメッシュを参照周波数で行うか参照周波数以外の周波数で行うかを選択することができます。
参照周波数でアダプティブメッシュを行う場合は、参照周波数でアダプティブメッシュを行うを選択してください。
この場合は、他の解析と同様に、アダプティブメッシュの収束を判定するための精度を1つ設定します。
参照周波数以外でアダプティブメッシュを行う場合は、アダプティブメッシュを行う周波数を設定するを選択してください。
この場合は、アダプティブメッシュを行う周波数とその周波数での収束を判定するための精度を設定します。
複数の周波数と精度の組を設定することも可能です。
電磁波調和解析のポートのアダプティブメッシュ
電磁波解析の調和解析の場合は、解析領域全体のアダプティブメッシュを行う前にポートのアダプティブメッシュを実行します。
ポートのアダプティブメッシュの収束判定に使用される物理定数はポートの構造によって自動的に選択され、変更することは出来ません。
自動的に選択される物理定数は次の通りです。
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導波管: 伝搬定数
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積分路が定義されている場合: 電圧から求めた特性インピーダンス
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積分路が定義されていない場合: 電流から求めた特性インピーダンス
ポートのアダプティブメッシュは参照周波数で行い、他の周波数で行うことはできません。
曲面上にメッシュを作成する
ONの場合、追加される節点が曲面上に作成されます。OFFの場合、初期メッシュの平面上に作成されます。
通常はONに設定されていますが、電磁波解析のみOFFになっています。


