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例題15 質量則(音波解析)

本例題について

  • 壁の透過率の周波数変化を調べます。

  • 本来壁を弾性体として計算すべきと思われますが、ここでは重さの影響を考慮できればよいので、音波をします。壁を弾性体としての解析は、圧電音波連成解析例題6をご覧ください。

 

  • プロジェクトファイルを取得(右クリックし、名前を付けてリンク先を保存してください。)


  • Femtetのバージョンや環境により結果が多少ことなります。

 

解析空間

項目

条件

解析空間

2次元

モデル単位

m

奥行方向の厚み

1.0[m]

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

音波解析[Mach]

解析の種類

調和解析

解析オプション

[損失計算を行う] にチェック

  

タブ設定

設定項目

条件

調和解析

周波数

等間隔 分割数

 

最小:100[Hz]

最大:4000[Hz]

間隔

分割数:4

 

モデル図

空気の間に壁を配置しています。

 

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

AIR

000_空気※

1/Solid

WALL

2/Solid

AIR

000_空気※

※材料データベースを利用

 

材料名

タブ

材料名

密度

1000[kg/m3]

音速

10000[m/s]

 

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

v/Edge

音波

速度

 

1[m/s]

入力波を指定する:ON

z/Edge

音波

音響インピーダンス

402.56[Pa・s/m](※)

 

(※) 空気の固有音響インピーダンスを指定しています。

解析結果

結果として得られた、音圧分布(1.075e+03[Hz])を下に示します。

以下の設定でのコンター図表示になります。

 

音波解析 1:   1.075000e+3[Hz]
音圧[Pa]
Linear

 

表1.第1図の結果フィールド表示設定

 

                  第1図 音圧分布。1.075[KHz]

 

 

次に透過率(T)を計算します。透過率は次式で計算できます。

 

T=It/Ii

 

It:結果テーブルの[境界での損失]タブから取得できます。

Ii:結果テーブルの[入力パワー]タブから取得できます。

 

Femtetの結果からの計算例を示します。

 結果テーブルから100[Hz]の計算結果を取得します。

 Ii = 3.25[W]

 It=201.28[W]

 -10・log(3.25/201.2)=17.9[dB]

 

理論値の計算[1]

 20・log(fm)-42.5=17.5[dB]

 質量  m =10[kg] (解析モデルの壁の幅1[cm]、奥行方向の厚み1[m]、密度1000[kg/m3]から算出)

  周波数 f  =100[Hz]

 

 

 

参考文献

 

[1] 騒音振動対策ハンドブック