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開放境界条件の比較
Hertzで利用できる開放境界条件には、吸収境界とPMLがあります。二つの比較を行いました。

第1図.ダイポールアンテナの1/8モデル
第1図に示した、ダイポールアンテナ1/8モデルの一辺の長さXを変え、その時の観測点における電界変化を調
べました。周波数は4.5GHz、その時の波長は6.6cmになります。解析領域のサイズを変えながらの繰り返し計算
には、パラメトリック解析の機能が利用できます。第2図は得られた結果を横軸X、縦軸電界強度にとって、グラ
フ化したものです。データ系列は、開放境界の条件を変えています。PMLの厚みを0.02λ~0.2λ(λは波長)
まで変えた解析と、吸収境界を用いた解析を行い、比較しています。電界がXに依存せず、一定値となるのが望
ましいのですが、吸収境界やPML=0.02λはPML=0.2λと比較すると、大きく変化している事がわかります。した
がって、PML:0.2λの開放境界は性能がよいといえます。しかし注意が必要なのが、PMLの厚みが増加するに
したがって、メッシュ数が増えて解析時間が増加することです。
このように、PMLはメッシュ数が多くなりがちなので、Femtetではデフォルトの設定として吸収境界を採用しています。
テストに用いたプロジェクトの取得。

第2図.解析領域サイズと位置(10,10,0)における電界強度の関係


