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ガーバーファイル(RS274Xフォーマット)

インポート手順

RS274Xフォーマットのガーバーファイル(.*)のインポート手順は以下となります。

 

  1. Femtetでプロジェクトを新規作成、もしくは開きます。
     

  2. [ファイル]メニューから、[インポート]を選択します。
     

  3. [ファイルを開く]ダイアログが起動しますので、ファイルの種類Gerber Format(*.*)に変更します。
     

  4. 図1のダイアログでファイル名などを指定します。複数ファイルを設定することも可能です。詳細な設定項目は表1を参照ください。
     

  5. をクリックします。

  6. レイヤ読み込み設定ダイアログが立ち上がります。各ファイル名がレイヤ名となります。各レイヤ毎に、読み込み高さ厚みの設定を行いをクリックします。

     

  7. XY平面上にインポートされます。

  8. Femtetにインポートされるモデルは、インポート時に自動的にシートボディへの変換を試みます。
    シートボディへの変換に失敗したボディは作成されずログにエラーが出力された上で、そのまま処理が続行されます。
     

  9. 高さの値を設定すると、インポート先平面から見た法線方向へ指定した値分だけ移動した位置にインポートされます。

  10. 厚みの値を設定すると、そのレイヤに属するボディが指定した値分だけ引き延ばしされます。

 

  • 円弧多角形近似を選択すると、インポートやブーリアンの処理がが高速されモデル読み込み時間が短縮されます。また、インポートの成功率も向上します。

  • ご利用いただいているCADソフト/CAMソフト/基板設計ソフトによってGerber出力方法がことなります。ファイルによってはインポート時間が長くなる場合があることをご了承ください。

  • ベタグランドのような複雑な形状の塗り領域がある場合ではインポートに時間がかかります場合があります。

 

 


図1:ガーバーデータのインポートの設定画面

 

 

表1:ガーバーデータのインポートの設定項目一覧

設定項目

解説

ファイル名

インポートするファイルの名前を指定します。複数のファイルを選択することが可能です。

ファイルの種類

インポートするファイルの種類の中から「Gerber Format(*.*)」を選択します。

円弧多角形近似

 

円を正多角形、円弧形状を多角弧に変換します。

円弧多角形近似を選択するとインポートが高速されモデル読み込み時間が短縮されます。

また、円弧多角形近似を選択する方がインポートの成功率が高くなります。

 

レイヤ毎にオブジェクト結合

 

同じレイヤに属するボディをまとめて結合します。

ボディの結合に失敗した場合は、結合前のデータになります。

 

エクスポート手順

RS274Xフォーマットのガーバーファイル(.*)のエクスポート手順は以下となります。

 

  1. Femtetでエクスポートしたいプロジェクトを開きます。
     

  2. [ファイル]メニューから、[エクスポート]を選択します。

  3. [名前を付けて保存]ダイアログが起動しますので、ファイルの種類Gerber Archive(*.*)に変更します。
     

  4. ファイル名を指定して、をクリックします。

  5. 出力されたzipファイルの中にガーバーフォーマットのデータ(*.gbr)が格納されています。
     

  6. 出力される図形は、各ボデイの重心を切断した面をポジボディとして出力します。

  7. 3次元モデルの場合はZ軸方向(XY平面)、2次元モデルの場合はY軸方向(XZ平面)の切断面で出力されます。
     

  8. 各ボディグループに応じてガーバーファイルは分かれます。
    例えば、図3のようにボディグループ「TOP」「BOTTOM」およびボディグループに属してないボデイがあったとします。これを「test.zip」という名前で出力した場合、
    「TOP」のボディグループは「test_TOP.gbr」、「BOTTOM」のボディグループは「test_BOTTOM.gbr」、ボディグループに属していないボディは「test.gbr」という名前となります。
    これらのファイルがひとつのzipファイルとして保存されます。

  9. 円図形はアパーチャーコマンドにて、それ以外の図形は塗りつぶし図形として出力されます。

 

 

 

 

 

 

図2:ガーバーデータのエクスポートの設定画面
 

図3:ガーバーデータの出力ファイル構成

 

対応するコマンド一覧

対応するコマンド一覧は以下になります。記載のないものは未対応となります。

Directive parameterで未対応のコマンドはログには出力されず処理がスキップされます。

Directive parameter以外で非対応のコマンドがある場合には、ログに未対応コマンドである旨が表示され、処理はスキップされます。

 

Directive parameter
Parameter Description 対応状況
MO Mode of units 単位モード(IN:インチ/MM:ミリ)
FS Format Statement 数値形式 △(FSLAのみ、それ以外はエラー終了)
AD Aperture Definitions アパーチャー定義
AM Aperture Macro アパーチャーマクロ定義
LP Layer Polarity レイヤ極性(D:塗り/C:抜き)
AB Aperture Block アパーチャーブロック

D Command
Parameter Description 対応状況
D01 描画ON&移動
D02 描画OFF&移動
D03 アパーチャーのフラッシュ
D04... アパーチャー選択

G command
Parameter Description 対応状況
G01 直線補間
G02 時計回り円弧補間
G03 反時計回り円弧補間
G04 現データブロック無視(コメントアウト)
G10 直線補間
G11 直線補間
G12 直線補間
G36 多角形領域塗りON
G37 多角形領域塗りOFF
G54 アパーチャー選択
G55 フラッシュ準備
G74 360°円弧補間無効
G75 360°円弧補間有効

M Command
Parameter Description 対応状況
M00 インポート終了
M02 インポート終了

Standard Aperture
Type Shape Format 対応状況
C Circle
 
  
C,<diameter>[X<hole width>[X<hole height>]]
R Rectangle
 
  
R,<width>X<height>[X<hole width>[X<hole height>]]
O Oval
 
  
O,<width>X<height>[X<hole width>[X<hole height>]]
P Polygon
 
  
P,<diameter>X<# sides>[X<rotation>[X<hole width>[X<hole height>]]]

Aperture Macro
Number Shape Argument Description 対応状況
0     コメントアウト
1 Circle
 
  
  円形のアパーチャー
$1 露光(0:OFF,1:ON,2:トグル)
$2 直径
$3 中心X座標
$4 中心Y座標
2
20
Vector Line
 
 
  
  線幅と始点・終点で表される矩形アパーチャー
$1 露光(0:OFF,1:ON,2:トグル)
$2 線幅
$3 始点X座標
$4 始点Y座標
$5 終点X座標
$6 終点Y座標
$7 回転角(CCWが正)
21 Center Line
 
 
  
  幅と高さ、中心点で表される矩形アパーチャー
$1 露光(0:OFF,1:ON,2:トグル)
$2 矩形の幅
$3 矩形の高さ
$4 中心X座標
$5 中心Y座標
$6 回転角(CCWが正)
22 Lowerleft Line
 
 
  
  幅と高さ、左下点で表される矩形アパーチャー
$1 露光(0:OFF,1:ON,2:トグル)
$2 矩形の幅
$3 矩形の高さ
$4 左下X座標
$5 左下Y座標
$6 回転角(CCWが正)
4 Outline
 
  
  50頂点までの多角形アパーチャー
(閉じない場合はインポートしない)
$1 露光(0:OFF,1:ON,2:トグル)
$2 頂点数
$3 始点X座標
$4 始点Y座標
$5 第2点X座標
$6 第2点Y座標
$7 第3点X座標
$8 第3点Y座標

:頂点数だけ繰り返す

:(閉じる場合は始終点が同じ)

$N

回転角(CCWが正)
5 Polygon
 
  
  中心点と頂点数で表される正多角形アパーチャー
$1 露光(0:OFF,1:ON,2:トグル)
$2 頂点数
$3 中心X座標
$4 中心Y座標
$5
$6 回転角(CCWが正)
6 Moire
 
  
  十字線を持つ同心円アパーチャー
$1 中心X座標
$2 中心Y座標
$3 外径
$4 円の線幅
$5 円の間隔
$6 円の数
$7 十字線の幅
$8 十字線の長さ
$9 回転角(CCWが正)
7 Thermal
  
  サーマルパターンのアパーチャー
$1 中心X座標
$2 中心Y座標
$3 外径
$4 内径
$5 十字線の幅(白抜き)
$6 回転角(CCWが正)

 

Variable of Aperture Macro
Symbol Description 対応状況
= 変数定義
+ 加算
- 減算
x 乗算
/ 除算
$ 変数番号