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電磁波解析での導体表面粗さ

電磁波解析で導体表面粗さを考慮した計算の、計算方法を示します。導体表面に表皮厚み程度の凹凸がある場合、

表面が滑らかな場合に比べて抵抗が大きくなります。その抵抗が大きくなる割合にあわせて、導電率を調整し、電磁波

の解析を行っています。下に示した(3)式で、表面の凹凸を考慮した導電率σcを求めています。

 

 

αc,0 : 表面が滑らかな場合の導体損失

αc    : 表面に凹凸がある場合の導体損失

 f   : 周波数

δ   : 表皮厚み

Δ   : RMS表面粗さ

μ   : 透磁率

σ   : 導電率

σc    : 導体表面の凹凸による損失の増加を、導電率の減少に置き換えた時の導電率の値。

 

図1は、横軸を (表面粗さ/表皮厚み) にとり、損失の変化を(2)式を用いて計算したものである。

 

  表面粗さ/表皮厚みδ

 

 

図1 α:表面に凸凹がある時の損失

   α0:表面が滑らかな時の損失

 

 

 

上の(1),(2)式は、参考文献[1]に示された式を用いています。

 

参考文献[1] : Transmission Line Design Handbook  Brian C.Wadell   Artech House

                      3.5.1.2.2 Effect of Conductor Surface Roughness