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DXFインポート/エクスポート仕様詳細

DXFファイルフォーマットのエンティティについて

DXFファイルインポート時の対応表

DXFファイルエクスポート時の対応表

設定項目「誤差」について

設定項目「円弧多角形近似」について

設定項目「除去する辺の長さ」について

設定項目「直線補間」について

1.DXFファイルフォーマットのエンティティについて

DXFファイルフォーマットにおける図形データは、それぞれの形状ごとにエンティティ(ENTITIES)と呼ばれる定義に分類されます。

以下はFemtetで対応しているDXFファイルフォーマットのエンティティ一覧になります。

ここに記載している以外のエンティティ(TEXT、3DSOLID、BODYなど)については未対応となります。

 

  • それぞれの形状をどのエンティティで表現するかは、使用するCADの仕様により異なります。詳細は使用するCADのヘルプ等を参照してください。

エンティティ

モデル図 説明

POINT

点はPOINTとして定義されます。

LINE

直線はLINEとして定義されます。

ARC

円弧はARCとして定義されます。
CIRCLE 円はCIRCLEとして定義されます。
ELLIPSE 楕円、楕円弧はELLIPSEとして定義されます。
POLYLINE 直線と円弧のいずれかまたは両方で構成された線分はPOLYLINEとして定義されます。
SPLINE 自由曲線はSPLINEとして定義されます。
SOLID 直線で構成された塗りつぶし面はSOLIDとして定義されます。
HATCH 境界がLINE、ARC、ELLIPSE、POLYLINE、SPLINEのいずれかで構成された塗りつぶし面はHATCHとして定義されます。
BLOCK 複数のエンティティを一つの図形としてまとめたものはBLOCKとして定義されます。

 

2.DXFファイルインポート時の対応表

DXFファイルをFemtetにインポートした場合に、それぞれのエンティティがどのようにインポートされるかをまとめた対応表です。

 

下記に示したように、いくつかのエンティティはシートボディとしてインポートされますが、

シートボディ化に失敗した場合は、ワイヤボディ(またはワイヤボディの集合体)としてインポートされます。

シートボディの変換に失敗する主な原因は、変換対象のワイヤボディに極小のワイヤボディが含まれている場合です。

原因となる極小のワイヤボディを探しだして削除する事で、シートボディへの変換に成功する可能性があります。

詳細は、「シートボディへの変換に失敗する場合」を参照してください。

Femtet側で修正できない場合は、DXFファイルをエクスポートしたCAD側でモデルを修正してください。


エンティティ

Femtetでのインポート結果図

説明

POINT

点ボディとしてインポートします。

LINE

直線のワイヤボディとしてインポートします。

ARC

円弧のワイヤボディとしてインポートします。

  • ARCの法線情報は無視します。
    このため、XY平面以外に作図されたARCは強制的にXY面にインポートされます。
    結果として意図しない図形になる場合があります。

CIRCLE 円のシートボディとしてインポートします。

  • CIRCLEの法線情報は無視します。
    このため、XY平面以外に作図されたCIRCLEは強制的にXY面にインポートされます。
    結果として意図しない図形になる場合があります。

ELLIPSE 楕円のシートボディとしてインポートします。

  • 楕円弧の場合も、楕円弧のワイヤボディではなく楕円のシートボディとしてインポートします。

POLYLINE 直線と円弧のいずれかまたは両方の辺トポロジで構成されたワイヤボディとしてインポートします。
幅を指定されている
POLYLINE
幅を指定されているPOLYLINEは、幅の値を反映したシートボディとしてインポートします。

  • 幅の値が一定でないPOLYLINEはインポートできません。

 
閉じている
POLYLINE
閉じているPOLYLINEは、直線と円弧のいずれかまたは両方の辺トポロジで構成されたシートボディとしてインポートします。
SPLINE 自由曲線のワイヤボディとしてインポートします。

  • 交差したSPLINEはインポートできません。

閉じている
SPLINE
閉じているSPLINEは、自由曲線の辺トポロジで構成されたシートボディとしてインポートします。

  • 交差したSPLINEはインポートできません。

SOLID 直線の辺トポロジで構成されたシートボディとしてインポートします。
HATCH 直線、円弧、自由曲線のいずれかの辺トポロジで構成されたシートボディとしてインポートします。

  • 境界としてELLIPSEが含まれている場合はインポートできません。

BLOCK BLOCK内で定義された各エンティティを個別にインポートします。

 

3.DXFファイルエクスポート時の対応表

Femtetで作成したモデルをDXFファイルにエクスポートした場合に、それぞれのボディがどのエンティティとしてエクスポートされるかをまとめた対応表です。
ソリッドボディについてはエクスポートできません。

 

 

Femtetからエクスポートするボディ

モデル図

説明

点ボディ

POINTとしてエクスポートします。

1つの直線の辺トポロジで構成されるワイヤボディ

LINEとしてエクスポートします。

1つの円弧の辺トポロジで構成されるワイヤボディ

ARCとしてエクスポートします。
1つの円の辺トポロジで構成されるワイヤボディ CIRCLEとしてエクスポートします。
1つの楕円の辺トポロジで構成されるワイヤボディ ELLIPSEとしてエクスポートします。
1つの楕円弧の辺トポロジで構成されるワイヤボディ ELLIPSEとしてエクスポートします。
1つの自由曲線の辺トポロジで構成されるワイヤボディ

SPLINEとしてエクスポートします。

 
複数の直線、円弧の辺トポロジで構成されるワイヤボディ LWPOLYLINEとしてエクスポートします。
楕円弧、自由曲線の辺トポロジを含むワイヤボディ それぞれの辺トポロジごとに、LINE、ARC、ELLIPSE、SPLINEのいずれかにエクスポートします。
1つの円の辺トポロジで構成されるシートボディ HATCHとしてエクスポートします。
1つの楕円の辺トポロジで構成されるシートボディ HATCHとしてエクスポートします。
複数の直線、円弧の辺トポロジで構成されるシートボディ

HATCHとしてエクスポートします。

楕円弧、自由曲線の辺トポロジを含むシートボディ それぞれの辺トポロジごとに、LINE、ARC、ELLIPSE、SPLINEのいずれかにエクスポートします。

 

 

4.設定項目「誤差」について

「誤差」の設定項目は、以下の図に示すように、指定したケタ以下の値を丸めてモデルを修正する場合や、

近すぎる頂点同士のそれぞれの頂点座標を丸めて同一座標とする場合などに有効です。

DXFインポート後のボディチェックで頂点同士がハイライトされる場合は、誤差の設定を変更する事で改善する可能性があります。

 

      誤差値:16(補修しない)                     誤差値:5

 

5.設定項目「円弧多角形近似」について

円弧に多角形近似を掛けると、モデルの描画速度が速くなる等のメリットがあります。

ただし、モデルによっては多角形近似を掛ける事により、メッシュ生成エラーの原因になる等の問題が発生する可能性があります。

 

  • [円弧フィッティング補正]は、使用しないでください。

   [円弧フィッティング補正]は、DXFファイルデータの円弧に頂点座標を合わせる機能ですので、変換後の多角形の辺上には座標が補正されません。

 

       多角形近似しない             多角形近似(8角形)

 

6.設定項目「除去する辺の長さ」について

「除去する辺の長さ」の設定項目は、以下の図に示すように、指定した長さ以下の辺を削除する事により、

メッシュ生成時のエラーの原因になりやすい微小な辺や、無駄な頂点を削除するのに有効です。

DXFインポート後のボディチェックで微小な辺がハイライトされる場合は、除去する辺の長さの設定を変更する事で改善する可能性があります。

ただし、モデルによっては指定した長さ以下の辺でも削除できない場合もあります。

 

     除去しない(長さ指定:0)           除去する(長さ指定)

 

7.設定項目「直線補間」について

「直線補間」の設定項目は、以下の図に示すように、連続した直線や曲線で構成された辺トポロジを、
一定の閾値に基づいて1つの直線の辺トポロジに変換します。無駄な頂点や辺を削除するのに有効です。

        
      直線補間なし                   直線補間あり

直線補間が誤動作するパターン(イメージしやすいように簡略化しています)

以下のようなアスペクト比の大きい図形において、直線補間処理によりモデルが意図しない形に補間されてしまう場合があります。

このような場合は、「直線補間」の設定を無効にしてください。

 

直線補間前

 

直線補間後