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例題18 減圧環境下の自然対流解析


本例題について

  • 例題6の基板上で一定の発熱量で発熱するICを自然対流で放熱させる定常解析減圧環境で行った例を示します。
     

  • 常圧時と減圧時の放熱特性を比較します。
     

  • 表に記載されていない条件はデフォルトの条件を使用します。
     

  • 本解析は、流体自動作成を使用して基板とICのみモデル化して解析することができます。
    後半は、手動で流体部を作成して設定する方法も示します。

  • プロジェクトファイルを取得(右クリックし、名前を付けてリンク先を保存してください。)
    4つの解析モデルが入っています。
    常温常圧100kPa:流体自動作成で解析したもの
    減圧環境50kPa:流体自動作成で解析したもの
    常温常圧100kPa:ic_board_with_air:流体を手動で作成して解析したもの
    減圧環境50kPa:ic_board_with_air:流体を手動で作成して解析したもの


  • Femtetのバージョンや環境により結果が多少ことなります。

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

流体解析[Bernoulli]

熱伝導解析[Watt]

解析の種類

定常解析

層流/乱流

乱流をチェック

流れの種類

外部流れをチェック
浮力を考慮する(自然対流)をチェック

環境設定

環境値を考慮した材料定数を用いた解析を行うをチェック

環境温度: 25℃ 環境圧力: 51200Pa

(参照: 環境設定タブ)

流体自動作成の設定

外部流れ方向:自然対流+Z方向

積層メッシュ設定

自動生成パラメータ

想定温度差:50[deg]

詳細設定

主要なフィールドのみ出力するをオフ
(浮力、流体密度表示のため)

メッシュ設定

標準メッシュサイズ:2[mm]

モデル図

直方体のソリッドボディを定義し、空気(000_空気)の材料を設定します。

外部境界条件を使用し、流入/流出:自然流入/流出を設定します。

内部に基板(VOL1))とIC(VOL2)をソリッドボディで定義します。

 

  

 

ボディ属性および材料、メッシュサイズの設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

メッシュサイズ

0/Solid

VOL1

006_ガラスエポキシ※

-

1/Solid

VOL2

001_アルミナ※

-

流体自動作成の設定で、空気材料:000_空気※が設定されています。

 

※材料データベースを利用

 

発熱量タブにてIC(VOL2)を以下のように設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定

VOL2

発熱量

1W

境界条件

外部境界条件は自動的に流入/流出:自然流入/流出となります。

流入する流体の温度は環境温度となりますので、環境設定で環境温度を設定しています。

 

解析結果

温度分布の解析結果を示します。

例題6と同様に、x=0の断面を表示します。ここでは空気ボディも表示しています。

ICの上方に温度の高い領域があり、主に上方に熱が伝わっている様子が確認できます。

減圧時の方がIC温度が高い(=放熱効率が悪い)ことがわかります。

 

常圧(100kPa)

減圧(50kPa)

 

 

 

次に、解析タイプを熱伝導解析から流体解析に切り替え、浮力を表示します。

減圧時の浮力は常温に比べ約半分になっていることがわかります。

常圧(100kPa)

減圧(50kPa)

 

 

最後に、流体密度を表示します。

減圧時の密度は常温に比べ約半分になっていることがわかります。

これは環境圧力を常圧の約半分に設定し、その環境圧力を用いて密度が計算されるためです。(参照:密度タブ

減圧時の浮力が常圧の約半分だったのは、浮力が密度から計算されているためです。(参照:「求解している微分方程式」4.外力項

常圧(100kPa)

減圧(50kPa)

 

 

 

流体自動作成を使用しない場合

参考として、流体自動作成機能を使用しない場合の設定方法も記載します。

 

解析条件[流体手動作成]

項目

条件

ソルバ

流体解析[Bernoulli]

熱伝導解析[Watt]

解析の種類

定常解析

層流/乱流

乱流をチェック

流れの種類

外部流れをチェック
浮力を考慮する(自然対流)
をチェック

環境設定

環境値を考慮した材料定数を用いた解析を行うをチェック

環境温度: 25℃ 環境圧力: 51200Pa

(参照: 環境設定タブ)

積層メッシュ設定

自動生成パラメータ

想定温度差:50[deg]

詳細設定

主要なフィールドのみ出力するをオフ
(浮力、流体密度表示のため)

メッシュ設定

標準メッシュサイズ:10[mm]

モデル図[流体手動作成]

直方体のソリッドボディを定義し、空気(000_空気)の材料を設定します。

外部境界条件を使用し、流入/流出:自然流入/流出を設定します。

内部に基板(VOL1))とIC(VOL2)をソリッドボディで定義します。

 

  

 

ボディ属性および材料、メッシュサイズの設定[流体手動作成]

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

メッシュサイズ

0/Solid

VOL1

006_ガラスエポキシ※

2.0

1/Solid

VOL2

001_アルミナ※

2.0

2/Solid

Air

000_空気※

-

※材料データベースを利用

 

発熱量タブにてIC(VOL2)を以下のように設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定

VOL2

発熱量

1W

境界条件[流体手動作成]

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

外部境界条件

熱流体

流入/流出

自然流入/流出

流入温度:環境温度を使用する(25[deg])