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積層メッシュ設定

積層メッシュの設定を行います。

 

流体解析では、壁表面(固体壁、スリップ壁境界条件、および、固体材料ボディとの界面)に壁に沿った複数層のメッシュを生成して計算することで、
精度が良くなることが知られています。

詳細の説明については、「壁面近傍のメッシュ設定」を参照してください。

 

 

 

 

解説

指定方法

積層メッシュを自動的に生成する:
境界条件の流速、材料定数、層流/乱流設定、流入面形状等から、壁面の積層メッシュサイズを自動的に設定します。
流体解析タブからダイアログを開いた場合のみ設定可能です。
 

第1層メッシュ高さ指定:

第1層メッシュ高さh1、成長率r、層数nを指定します。

成長率は、i層目のメッシュ高さhiとi+1層目のメッシュ高さhi+1の比になります。

 

トータルメッシュ高さ指定:

トータルメッシュ高さyn、成長率r、層数nを指定します。

成長率は、i層目のメッシュ高さhiとi+1層目のメッシュ高さhi+1の比になります。

 

「確認」ボタンから、各層のメッシュ高さhiと壁面からの高さyiを確認することができます。

 

メッシュ高さh、壁面からのメッシュ高さyについて、以下に図示します。

 

 

 

具体的な指定の目安については、「壁面近傍のメッシュ設定」を参照してください。

 

積層メッシュを生成しない:

積層メッシュを生成しません。

自動生成パラメータ

指定方法で[積層メッシュを自動的に生成する]を選択した場合、いくつかのパラメータから
流れの状態を予測して積層メッシュの高さを決定します。

 

強制流入/流出が設定されている場合、壁面第1層の無次元高さy+が100となるように積層メッシュの高さを決定します。

無次元高さy+についてはテクニカルノート「壁面近傍のメッシュ設定」を参照してください。

[目標y+を指定する]をチェックした場合、デフォルトで100としているy+の目標値を変更することができます。

 

強制流入/流出が設定されていない場合で、浮力を考慮した解析を行う場合、積層メッシュの高さを決定するために[想定温度差]を設定する必要があります。

 

 

高さ自動調節方法

 

指定の高さよりも狭い領域などでは、指定の高さで積層メッシュを生成できない場合があります。
指定の高さで積層メッシュを生成できない場合、高さの自動調節が行われます。

[一定の高さに調節]を選択した場合、自動調節が必要になった場合、最も低い箇所に合わせて高さを均一化します。

以下に例を示します。
中央の狭い箇所の幅以上の高さで設定を行っていますが、狭い箇所で高さの高いメッシュが作れないため、

中央の狭い箇所で生成できる高さで積層メッシュが作られます。

 

 

[節点毎に調節[係数自動]]を指定した場合、自動調節が必要な箇所の高さを低く設定し、そこから離れるにつれて少しずつ高さを高くしていきます。

以下に例を示します。

中央の狭い箇所の幅以上の高さで設定を行っていますが、狭い箇所で高さの高いメッシュが作れないため、

中央の狭い箇所では生成できる高さで積層メッシュが作られます。中央の狭い箇所から離れるにつれて高さを高くしているため、
両サイドでの高さは中央と比べて高くなります。

こちらを使用することで、局所的に高さを低くなってしまう箇所が存在した場合に、全体の積層メッシュの低くなってしまうのを避けることができます。

 

 

高さを高くしていく度合を示す調節係数(隣の節点の高さに対してに何倍になるかを示す)を、1.0~1.1の間の値から自動的に選んで積層メッシュを生成します。

選ばれた調節係数は出力ウィンドウに表示されます。

 

 

[節点毎に調節[係数指定]]を指定した場合も、自動調節が必要な箇所の高さを低く設定し、そこから離れるにつれて少しずつ高さを高くしていきます。

高さを高くしていく度合を示す調節係数を指定することができます。

 

例として、調節係数を1.5にして積層メッシュを生成した例を示します。

積層高さが急激に高くなるため、4メッシュ程度で、指定高さに落ち着いているのが確認できます。