
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
本例題について
チュートリアルの例題をファン境界条件に置き換えた解析例を示します。
ファン境界条件についての説明は、「流体解析の境界条件」を参照してください。
表に記載されていない条件はデフォルトの条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
タブ |
条件 |
ソルバ |
ソルバの選択 |
流体解析[Bernoulli] |
解析の種類 |
流体解析 |
定常解析 |
メッシュ設定 |
メッシュ |
標準メッシュサイズ:6[mm] |
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
3/Solid |
pass |
000_空気※ |
4/Solid |
column |
007_鉄Fe※ |
※材料データベースを利用
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
|||||||||
inlet/Edge |
流体 |
流入 |
自然流入 |
|||||||||
outlet/Face |
流体 |
流出 |
強制流出 PQ特性
|
フィールド「全圧」のコンター図を示します。
流入境界面と流出境界面で積分を行った結果も示します。(面を選択し、右クリックメニューから積分)
自然流入境界では全圧はほぼゼロになり、強制流出ファン境界では、PQ特性から計算された負の全圧 = -0.1034 [Pa] となります。
次に体積流量テーブルと圧力損失テーブルを示します。
outlet境界の体積流量テーブル値からPQ特性を使って圧力差を計算すると、
P = 0.2 – 0.2/2e-4 * 9.731e-5 = 0.1027
となり、全圧コンタ図の圧力値、および、圧力損失テーブル値と一致していることが確認できます。
PQ特性と動作点(体積流量Q、圧力損失P)をグラフにプロットした結果を示します。
動作点がPQ特性上に乗っていることが確認できます。
参考として、流出境界として速度固定境界を用いて体積流量=2.5e-5~1.5e-4について計算したときの
圧力損失の流量依存カーブも示します。PQ特性と圧力損失の流量依存カーブが交差する点が動作点になっていることが確認できます。
(圧力損失の流量依存カーブは添付プロジェクトの解析モデル「解析モデル_参考」で取得することができます)
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