例題17

コイルの浮遊容量計算

本例題について

  • ヘリカルコイルの浮遊容量(線間容量)の解析例を示します。 

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

電場解析[Coulomb]

解析の種類

静解析 (容量値)

解析オプション

なし

 

メッシュタブを以下のように設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

メッシュ設定

標準メッシュサイズを自動的に決定する:OFF

標準メッシュサイズ:2[mm]

モデル図

ヘリカルコイル(Coil)をらせんソリッドボディで定義しています。

ヘリカルコイルのボディ周囲全体に1Vの電気壁を設定しています。

浮遊容量を求めたい節(ヘリカルコイルの端部)に入出力ポートを設定しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

Coil

Coil

1/Solid

Air

※000_空気

※材料データベースを利用

 

材料は、コイル部分を完全導体に設定しています。

材料名

タブ

設定

Coil

導電率

導体の種類:完全導体

境界条件

コイル部分のボディ周囲全体に1Vの電気壁を設定する必要があります。

その後、浮遊容量を求めたい節に入出力ポートを設定します。

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

1V/Face

電気

電気壁

電位指定 1[V]

Port1/Face

電気

入出力ポート

 

Port2/Face

電気

入出力ポート

 

外部境界条件

電気

磁気壁

 

 

解析結果

浮遊容量の解析結果は、[解析結果]タブの、

 

 

 [テーブル] で表示できます。

 

 

C1-2が浮遊容量値で、約0.5[pF]となっています。

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