例題9

バイメタルの多段階熱荷重解析

本例題について

  • 例題7で解析例を示したバイメタルについて複数の到達温度を設定が可能である
    多段階熱荷重解析を行った例を示します。

  • 変形の状態や変位分布、応力分布を解析結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

一様な(局所的な分布のない)温度変化による熱応力解析をしますので、

解析オプションとして熱荷重を設定して、基準温度と到達温度を設定します。

熱伝導解析[Watt]との連成解析をする必要はありません。

項目

条件

ソルバ

応力解析[Galileo]

解析の種類

静解析

解析オプション

熱荷重をチェック

 

ステップ/熱荷重タブの設定を以下のように行っています。

この設定により、4つの温度を到達温度とする熱荷重解析が順番に行われます。

 

タブ設定

設定項目

条件

ステップ/熱荷重

ステップ設定

多段階熱荷重解析

基準温度

25[deg]

ステップ/到達温度設定

ステップ

分割ステップ

到達温度[deg]

1

1

75

2

1

50

3

1

0

4

1

-25

 

 

モデル図

モデルは例題7と同様です。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

CU_PLATE

008_銅Cu※

1/Solid

SUS_PLATE

518_SUS410※

※材料データベースを利用

境界条件

なし

解析結果

それぞれの到達温度における変位図を示します。コンター図は変位のZ成分を示してます。

ゴッホ設定としては変位図の補正倍率は45倍、カラーコンターの最大値、最小値はそれぞれ27ミクロン、-27ミクロンとしています。

 

到達温度 75度:

 

到達温度 50度:

 

到達温度 0度:

 

到達温度 -25度:

温度が高温から低温に変化するにしたがってバイメタルの反り方向が逆向きになっていく様子がわかります。

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