
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
異なる熱伝導率を有する導体材料に共通の温度境界条件を与えた場合の定常解析例を示します。
温度分布や熱流束ベクトルを解析結果として見ることができます。
表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
条件 |
ソルバ |
熱伝導解析[Watt] |
解析の種類 |
定常解析 |
解析オプション |
なし |
直方体のソリッドボディを定義し、熱伝導率の異なる導体の組み合わせとして、それぞれ金およびステンレス
(SUS301)の材料を設定します。また、底面と上面に温度境界条件を設定しています。
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
0/Solid |
VOL1 |
002_金Au※ |
1/Solid |
VOL2 |
500_SUS301※ |
※材料データベースを利用
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
Top/Face |
熱 |
温度 |
100 [deg] |
Bottom/Face |
熱 |
温度 |
0 [deg] |
温度分布の解析結果を示します。
材料の熱伝導率に関わらず温度分布は同じ結果となっていることがわかります。
熱流束ベクトル図を示します。
熱流束は金がSUSに比べて圧倒的に大きな値となっていることが分かります。これは2種の金属の熱伝導率
の差に起因するものです。
(参考:熱伝導率 金:3.15×10^2 [W/m/deg]、SUS301:1.6×10 [W/m/deg])
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