例題3

発熱部のあるモデル(定常解析)

本例題について

  • 中央部分に発熱部をもち、周囲温度を一定値としたモデルを用いた定常解析例を示します。

  • 温度分布や熱流束ベクトルを解析結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

熱伝導解析[Watt]

解析の種類

定常解析

解析オプション

なし

モデル図

直方体のガラスエポキシの中央部に円柱形状の発熱体(ニクロム)が埋め込まれている状況をモデル化しています。

発熱体の発熱量はボディ属性にて設定し、周囲の温度境界条件は外部境界条件にて0度に設定しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

メッシュサイズ

0/Solid

VOL1

006_ガラスエポキシ※

 

1/Solid

VOL2

109_ニクロム※

2

※材料データベースを利用

 

VOL2での発熱量を以下のように設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定

VOL2

発熱量

10[W]

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

外部境界条件

温度

0  [deg]

 

※外部境界条件は[モデル]タブの
 


 

[外部境界条件] をクリックして設定できます。

解析結果

温度分布の断面図を示します。

発熱体の中心温度がもっとも高く266度であることが分かります。

 

温度分布の等高面コンター図を示します。照光処理および半透明オプションをオンにしています。

発熱体を中心に温度勾配の3次元的な分布が発生していることが分かります。

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