例題5

結果インポート(発熱密度)を用いた解析事例

本例題について

 

  • 磁場解析の例題29で求めた鉄損密度を結果インポートで読み込み、鉄損を考慮した熱流体解析の事例を示します。
     

  • 温度分布や熱流束ベクトルを解析結果として見ることができます。
     

  • 表に記載されていない条件はデフォルトの条件を使用します。
     

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

流体解析[Bernoulli]

熱伝導解析[Watt]

解析の種類

流体解析:定常解析

熱伝導解析:定常解析

層流/乱流

乱流をチェック

メッシュ設定

標準メッシュサイズ:5[mm]

結果インポート

発熱密度

 

モデル図

磁場解析の例題29のCoil、Coreに加えて空気領域を作成します。

直方体のソリッドボディを定義し、空気(000_空気)の材料を設定します。また、左側の面に流入、右側の面に流出の境界条件を設定しています。

境界条件を設定していない上下、前後の面には、外部境界条件を使用し、スリップ壁を設定します。

 

 

ボディ属性および材料、メッシュサイズの設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

メッシュサイズ

6/Solid

Core

Core

8/Solid

Coil1

008_銅(Cu)※

2/Liquid

Air

000_空気※

※材料データベースを利用

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

In/Face

熱流体

流入

強制流入
流速指定
1 [m/s]

流入温度:環境温度を使用する(25[deg])

Out/Face

熱流体

流出

自然流出

外部境界条件

熱流体

スリップ壁

 

解析結果

まずはじめに磁場解析の解析モデルを実行します。鉄損密度の解析結果を示します。

 

 

この発熱を考慮した熱流体解析を行います。

次に熱流体解析の解析モデルを実行します。温度の解析結果を示します。

 

 

鉄損による発熱により、熱が空気に伝わっていることが分かります。

まずはFemtetを試してみたい

試用版はこちら

もっとFemtetについて詳しく知りたい

イベント・セミナー情報はこちら