事例47

定常状態での温度分布をもちいた過渡解析連携

ICやLEDといった、ON時の定常的な温度分布をもった状態から、電源をOFFした時に、自然空冷や強制対流等で冷却する場合の時間応答解析の事例を紹介する。

今回解析に使用したモデルを図1に示します。基板上にICやLEDがあるモデルを想定しています。
解析手順としては、①定常解析を実施。②定常解析の温度分布を「結果インポート」機能をもちいて取り込み、2つのボディの発熱量を0に、過渡解析(非定常)を自然空冷を想定した温度の時間変化を解析します。
定常解析の温度分布を図2に示します。2つのICが発熱することで、温度分布があることがわかります。この結果をインポートする設定画面を図3、過渡解析のある点の温度を時刻歴でグラフ化したものを図4に示します。今回のモデルの場合、時間経過とともに温度が低下していくことがわかります。このように、結果インポート機能を使用することでより実践的な熱の挙動が検証できます。

解析モデル

定常解析結果

結果インポート機能設定画面

温度の時間応答

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