
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
本例題について
磁場解析の例題29で求めた鉄損密度を結果インポートで読み込み、鉄損を考慮した熱流体解析の事例を示します。
温度分布や熱流束ベクトルを解析結果として見ることができます。
表に記載されていない条件はデフォルトの条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
条件 |
ソルバ |
流体解析[Bernoulli] 熱伝導解析[Watt] |
解析の種類 |
流体解析:定常解析 熱伝導解析:定常解析 |
層流/乱流 |
乱流をチェック |
メッシュ設定 |
標準メッシュサイズ:5[mm] |
結果インポート |
発熱密度 |
磁場解析の例題29のCoil、Coreに加えて空気領域を作成します。
直方体のソリッドボディを定義し、空気(000_空気)の材料を設定します。また、左側の面に流入、右側の面に流出の境界条件を設定しています。
境界条件を設定していない上下、前後の面には、外部境界条件を使用し、スリップ壁を設定します。
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
メッシュサイズ |
6/Solid |
Core |
Core |
– |
8/Solid |
Coil1 |
008_銅(Cu)※ |
– |
2/Liquid |
Air |
000_空気※ |
– |
※材料データベースを利用
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
In/Face |
熱流体 |
流入 |
強制流入 流入温度:環境温度を使用する(25[deg]) |
Out/Face |
熱流体 |
流出 |
自然流出 |
外部境界条件 |
熱流体 |
スリップ壁 |
– |
まずはじめに磁場解析の解析モデルを実行します。鉄損密度の解析結果を示します。
この発熱を考慮した熱流体解析を行います。
次に熱流体解析の解析モデルを実行します。温度の解析結果を示します。
鉄損による発熱により、熱が空気に伝わっていることが分かります。
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