例題2

誘電体コンデンサの静電容量計算

本例題について

  • 誘電体(アルミナ)ブロックに電極を形成して構成されたコンデンサの電場解析例を示します。 

  • コンデンサの静電容量、電界分布、等電位面を結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

静的な電位を与えて電場解析を行いますので静解析を選択します。

項目

条件

ソルバ

電場解析[Coulomb]

解析の種類

静解析(容量値)

解析オプション

選択なし

 

現実には解析領域の外部にも電界が分布しますので、開放境界の条件として以下を設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

開放境界タブ

種類

吸収境界

吸収境界の次元

1次

モデル図

誘電体(Block)を立方体形状のソリッドボディで作成します。

その上下面に電位の境界条件を設定します。

ボディ属性および材料の設定

例題1では電極用に転写用ボディを作成しましたが、本モデルではアルミナのブロックの

上下面に電極を定義しますので、ボディとしてはアルミナのブロックを定義します。

ボディ No./ボディ タイプ

ボディ属性名

材料名

1/Solid

Block

001_アルミナ※

※材料データベースを利用

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

Electrode1/Face

電気

電気壁

電位指定 -1[V]

Electrode2/Face

電気

電気壁

電位指定 +1[V]

外部境界条件※

電気

開放境界

 

 

※外部境界条件は[モデル]タブの
 


 

[外部境界条件] をクリックして設定できます

 

解析結果

静電容量の解析結果は、[解析結果]タブの、

 

 

 [テーブル] で表示できます。

 

 

 

電界ベクトル図を示します。

 

 

2枚の電極間に電界が発生している様子が分かります。

 

電束ベクトル図を示します。

 

アルミナブロック中に電束が集中している様子が分かります。

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