例題5

空間に存在する点電荷が作る電界

項目	条件
解析空間	3次元
モデル単位	mm

静的な電位を与えて電場解析を行いますので静解析を選択します。

現実には解析領域の外部にも電界が分布しますので、開放境界の条件として以下を設定しています。

タブ設定	設定項目	条件
開放境界タブ	種類	吸収境界
開放境界タブ	吸収境界の次元	1次

空気領域の自動作成ができないモデルですので、自動作成をOFFに設定しています。

（点ボディしか存在せず、空気領域のサイズが自動で決まらないため。）

タブ設定	設定項目	条件
メッシュタブ	空気領域自動作成	空気領域を自動作成する：OFF

空気領域をソリッドボディで定義し、その中央に点電荷用に点ボディを定義します。

点ボディはボディ属性として点電荷を設定するために定義されており、

材料定数は解析結果に影響を及ぼしませんが、何らかの材料を設定してください。

ボディ No./ボディタイプ	ボディ属性名	材料名
0/Solid	Air	000_空気※
1/Vertex	Dot	000_空気※

※材料データベースを利用

ボディ属性で点電荷を設定しています。

ボディ属性名	電荷
Dot	電荷で指定：　電荷１×10-12[C]

境界条件名/トポロジ	タブ	境界条件の種類	条件
外部境界条件※	電気	開放境界

※外部境界条件は[モデル]タブの

[外部境界条件] をクリックして設定できます。

電位の等高面コンター図を示します。

描画設定のコンタータブにおいて最小値/最大値の自動チェックをはずし、0.5⇒5.0と設定しています。

電荷周囲空間の等電位面の分布が視覚的に把握できます。