
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
例題2の境界条件の電位設定を変更して入力波を変化させた場合の過渡解析を行います。
ストリップライン上の電流分布や発熱後の温度分布を解析結果として見ることができます。
変更する条件以外は例題2と同様の条件です。
後述する境界条件の変更において周波数100Hzの正弦波を電位で与えますので
100Hzの波形の周期(10[mSec])に対して適度に小さい(少なくとも周期の1/8以下)
時間ステップを設定する必要があります。
本例題では過渡解析のタブ設定を以下のように変更します。(赤字部)
タブ設定 |
設定項目 |
条件 |
過渡解析 |
時間ステップ |
指定 |
リスタート |
チェックなし |
|
時間ステップ |
0.5-3[Sec] |
|
ステップ数 |
20 |
例題2の境界条件のV1のみ以下のように変更します。(赤字部)
その他のモデル、ボディ属性、材料定数には変更は加えません。
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
T_Wall/Face |
熱 |
断熱 |
|
T0/Face |
熱 |
温度 |
25[deg] |
V0/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定、波形:一定、電位:0.00V |
V1/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定 波形:正弦波 周波数:100Hz 電位:最小 -0.01V 最大 0.01V |
外部境界条件※ |
熱 |
熱伝達・対流 |
熱伝達係数:10[W/m2/deg] 室温:25[degree] |
境界条件V1の電気壁タブにて波形の確認ボタンを押すと正弦波形の確認ができます。
以下のようなグラフが出力されます。
ストリップライン上の点(5.5, 3.5, 1.1)における温度を横軸を経過時間としてグラフで以下に示します。
正弦波形の電圧変化の影響を受けながらストリップライン表面が温度上昇していく様子が見られます。
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