例題2

機械的荷重を受ける円板

本例題について

  • 円板形状の金属の周囲を固定し、分布荷重を印加した場合の変形状態をシミュレーションした例を示します。

  • 変形の状態や変位分布、応力分布を解析結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

静的な荷重印加による変形を知りたいので解析の種類は静解析を選択します。

項目

条件

ソルバ

応力解析[Galileo]

解析の種類

静解析

解析オプション

なし

モデル図

円板(高さの低い円柱)のソリッドボディを定義し、材料として銅を設定します。寸法は10円硬化を参考にしています。

境界条件として上面の面トポロジに分布荷重、下面の周囲の線トポロジにZ方向の変位固定条件を適用しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

COIN

008_銅Cu※

※材料データベースを利用

境界条件

分布荷重の値は円板の上面にトータル10kgfの力が印加した場合を想定して設定しています。
先端面積:(23.5/2)2×3.14=433.5 mm2

トータル荷重:10×9.8 = 98 N

分布荷重: トータル荷重/先端面積 = 2.26 ×10^5 N/m2  (= Pa )

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

FIX/Edge

機械

変位

Z成分のチェックボックスをオン

UZ=0

LOAD/Face

機械

分布荷重(面)

X=0, Y=0, Z=-2.26×10^5[Pa]

解析結果

変位図を示します。コンター図は変位のZ変位を示してます。

中央がZ軸マイナス方向に約7ミクロンくぼんでいる様子がわかります。

 

応力ベクトル図を示します。

上側では圧縮応力、下板では引っ張り応力が発生していることが分かります。

 

テーブルの結果表示では以下のように外力/反力が出力されます。

 

境界条件FIX上においてはトータル98[N]のZ軸プラス方向の反力が発生し、

LOAD上においてはトータル98[N]でZ軸マイナス方向に外力が加わっていることが分かります。

 

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