
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
異なる熱膨張係数を有する板材料が合わさって形成されたバイメタルが
温度変化による熱荷重によって変形する状態をシミュレーションした例を示します。
変形の状態や変位分布、応力分布を解析結果として見ることができます。
表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
一様な(局所的な分布のない)温度変化による熱応力解析をしますので、
解析オプションとして熱荷重を設定して、基準温度と到達温度を設定します。
熱伝導解析[Watt]との連成解析をする必要はありません。
項目 |
条件 |
ソルバ |
応力解析[Galileo] |
解析の種類 |
静解析 |
解析オプション |
熱荷重をチェック |
ステップ/熱荷重タブの設定を以下のように行っています。
タブ設定 |
設定項目 |
条件 |
ステップ/熱荷重 |
基準温度 |
25[deg] |
ステップ/到達温度設定 |
ステップ1:60[deg] |
直方体のソリッドボディを定義し、線膨張係数の異なる組み合わせとして
それぞれ銅およびステンレス(SUS410)の材料を設定します。
熱荷重によって自ら変形しますので固定の境界条件を設定する必要はありません。
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
0/Solid |
CU_PLATE |
008_銅Cu※ |
1/Solid |
SUS_PLATE |
518_SUS410※ |
※材料データベースを利用
なし
変位図を示します。コンター図は変位の大きさを示してます。
温度の上昇によって銅がステンレスよりも膨張しますので、
両端においてZ軸プラス方向へのそりが発生している様子が分かります。
応力ベクトル図を示します。
バイメタルの境界面上において上板では引張応力、下板では圧縮応力が発生していることが分かります。
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