
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
異方性の弾性定数を有する材料に圧力を均等に印加した場合の変形の様子を解析する例を示します。
変形の状態や変位分布、応力分布を解析結果として見ることができます。
表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
条件 |
ソルバ |
応力解析[Galileo] |
解析の種類 |
静解析 |
解析オプション |
なし |
立方体のソリッドボディを作成し、材料として異方性弾性定数をもつルチルを設定しており、
材料の異方軸をボディ属性の方向タブにて(X,Y,Z)=(1,1,1)の方向に設定しています。
さらに外部境界条件にて材料を圧縮する方向の圧力を設定しています。
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
0/Solid |
CUBIC |
201_ルチル※
|
※材料データベースを利用
ボディ属性名 |
方向 |
CUBIC |
指定方法:ベクトル ベクトル:X=1.0、Y=1.0、Z=1.0 |
この設定によりルチルの最も弾性定数の大きい33成分の方向が(X,Y,Z)=(1,1,1)の方向に設定されました。
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
外部境界条件 |
機械 |
圧力 |
1×106[Pa] |
変位ベクトル図を示します。
変位図を示します。コンター図は変位の大きさを示してます。
(X,Y,Z)=(1,1,1)の方向の圧縮変位が最も少ないことが分かります。
さらに内部の応力ベクトル図を示します。
変位量には異方性がありましたが、圧力を均等に加えているため、内部応力は均等に-1[MPa]となっていることが分かります。
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