例題23

遠心力による変形解析

本例題について

  • 回転運動により発生する遠心力による変形を解析した事例を示します。

  • 変形の状態や変位分布、応力分布を解析結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

遠心力を考慮するので、角速度オプションをチェックします。

また解析の種類は静解析とします。

項目

条件

ソルバ

応力解析[Galileo]

解析の種類

静解析

解析オプション

角速度をチェック

 

角速度タブの設定を以下のように行っています。

一秒間に100回転しているのと等価な条件を設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

角速度

Z成分

360×102[deg/s]

モデル図

角速度オプションでは回転軸はZ軸で固定されていますので、Z軸に対称な形状モデルとして以下のようなモデルを

作成しています。円柱形状のソリッドボディブーリアン演算、複製、回転コマンドを利用しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

7/Solid

Body1

008_銅Cu※

※材料データベースを利用

境界条件

なし

解析結果

変形図を示します。コンター図は変位の大きさを示してます。

周囲のドーナツ形状部において支柱によるサポートがない部分では外側に膨らむ方向で変形が発生することが分かります。

 

応力ベクトル図を示します。

モデル全体において引っ張り応力が発生しており、特に支柱部分に引っ張り応力が集中していることが分かります。

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