例題24

穴開き工具の応力解析

本例題について

  • 穴開き工具の2つの穴を固定して、左側にある細くなった先の部分を下方向に押し下げた応力解析例を示します。

  • 変形の状態や変位分布、応力分布を解析結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

静的な荷重印加による変形を知りたいので解析の種類は静解析を選択します。

項目

条件

ソルバ

応力解析[Galileo]

解析の種類

静解析

解析オプション

選択なし

 

モデル図

材料として鉄を設定しています。

機械的な境界条件として固定される面および荷重が印加される面にそれぞれ固定および

分布荷重(面)の境界条件を設定しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

17/Solid

TOOL

007_鉄Fe※

※材料データベースを利用

境界条件

分布荷重の値は梁の先端面にトータル100kgfの力が印加した場合を想定して設定しています。
先端面積:0.0052×3.14=0.0000785m2

トータル荷重:100×9.8 = 980 N

分布荷重: トータル荷重/先端面積 = 約12484076 N/m2  (= Pa )

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

FIX/Face

機械

変位

XYZ全成分のチェックボックスをオン

UX=0, UY=0, UZ=0

LOAD/Face

機械

分布荷重(面)

X=0, Y=0, Z=-1.2×107[Pa]

 

解析結果

変形図を示します。コンター図は変位の大きさを示してます。

穴開き工具の先端へいくほどZ軸マイナス方向への変位が大きくなっている様子が分かります。

 

応力ベクトル図を示します。最大値、最小値の単位は[Pa]です。

穴開き工具の固定部の上半分には引張応力、下半分には圧縮応力が発生していることが分かります。

 

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