例題3

U字磁石の作る磁場

本例題について

  • U字磁石が作る磁場の解析例を示します。
     

  • 磁界ベクトルや磁束密度ベクトルを解析結果として見ることができます。
     

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
     

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

磁場解析[Gauss]

解析の種類

静解析

解析オプション

なし

モデル図

U字磁石のソリッドボディを3つの部分に分割して定義しています。

3つの部分に分けている理由はそれぞれの部分で磁化の方向が異なるためです。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

1/Solid

mag1

mag

9/Solid

mag2

mag

0/Solid

mag3

mag

※材料データベースを利用

 

材料定数は以下のように設定しています。

材料名

タブ

定数

mag

透磁率

材料タイプ:永久磁石

磁石

磁化の強さ: 0.5

 

U字磁石を構成する各ボディ属性(mag1~mag3)の磁化の方向を以下のように設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定項目

条件

mag1

方向

方向タイプ

ベクトル

ベクトル

X=0, Y=0, Z=1

mag2

方向

方向タイプ

回転方向

中心軸上の座標

X=0, Y=0.005, Z=0.04

中心軸のベクトル

X=0, Y=1, Z=0

向き

左回り

mag3

方向

方向タイプ

ベクトル

ベクトル

X=0, Y=0, Z=-1

この設定により、各ボディにおける磁化の方向は以下の矢印の示す方向となっています。

境界条件

設定なし

解析結果

磁界ベクトルの解析結果を示します。

N極(左側)からS極(右側)に向かって磁界が発生している様子が分かります。

 

磁束密度ベクトルの解析結果を示します。

方向タブで設定した方向の磁束が発生していることが分かります。

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