例題8

ヘリカルコイルのインダクタンス

メッシュタブを以下のように設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

メッシュ設定

標準メッシュサイズを自動的に決定する：OFF

標準メッシュサイズ：2[mm]

ヘリカルコイル（Ｃｏｉｌ）をらせんソリッドボディで定義しています。

数百、数千ターンといった多巻きコイルの場合は、らせん形状を作るのではなく、巻数を指定するモデル（バルクコイル）が有効です。
詳細は「例題10 ヘリカルコイルのインダクタンス(巻数指定)」を参照下さい。

ボディ No./ボディタイプ	ボディ属性名	材料名
0/Solid	Coil	008_銅(Cu)※

※材料データベースを利用

コイルに電流を流すため、ボディ属性は以下のように設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定

Coil

電流

波形：一定

電流値： 1[A]

巻数： 1[Turn]

方向：流入出面指定(内部)

流入面、流出面を選択

設定なし

インダクタンスの解析結果は、[解析結果]タブの、

[テーブル] で表示できます。

ヘリカルコイルによって発生する磁束密度ベクトルの解析結果を示します。

磁界ベクトルのZX平面の断面図を示します。

コイルの内側においてZ軸マイナス方向に磁界が発生していることが分かります。

電流密度ベクトルの解析結果を示します。

コイルに設定したとおりの電流が発生していることが分かります。