例題31

ラジアル異方性リング磁石の作る磁場

本例題について

  • 空気中にラジアル異方性をもつリング磁石が作る磁場の解析例を示します。

  • 磁界ベクトルや磁束密度ベクトルを解析結果として見ることができます。 

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

磁場解析[Gauss]

解析の種類

静解析

解析オプション

なし

 

メッシュタブを以下のように設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

メッシュ設定

標準メッシュサイズを自動的に決定する:OFF

標準メッシュサイズ:1[mm]

モデル図

ラジアル異方性をもつリング磁石を定義しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

メッシュサイズ

3/Solid

mag

mag

1

※材料データベースを利用

 

材料定数は以下のように設定しています。

材料名

タブ

定数

mag

透磁率

材料タイプ:永久磁石

磁石

磁化の強さ: 1.0

 

ボディ属性(mag)の磁化の方向を6極のラジアル異方性となるよう以下のように設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定項目

条件

mag

方向

方向タイプ

円中心方向

中心軸上の座標

X=0, Y=0, Z=0

中心軸のベクトル

X=0, Y=0, Z=1

向き

外向き

極数

6

基準軸のベクトル

X=1, Y=0, Z=0

開始方向と基準軸の角度

0

この設定により、磁化の方向は以下の矢印の示す方向となっています。

境界条件

設定なし

解析結果

磁界ベクトルの解析結果を示します。

N極からS極に向かって磁界が発生している様子が分かります。

 

磁束密度ベクトルの解析結果を示します。

 

磁束密度ベクトルの断面図を示します。

方向タブで設定したラジアル異方性の磁束が発生していることが分かります。

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