例題32

三相交流電流の作る磁場

本例題について

  • 3つの導体に三相交流電流を流した場合の挙動の解析例を示します。

  • 磁界ベクトルや導体のインダクタンス、インピーダンスを解析結果として見ることができます。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
     

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

磁場解析[Gauss]

解析の種類

調和解析

解析オプション

なし

 

電流の周波数を10[kHz]とします。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

周波数依存メッシュの設定

参照周波数:10×103[Hz]

調和解析

スイープタイプ

ひとつの周波数

周波数

10×103[Hz]

 

メッシュタブを以下のように設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

メッシュ設定

標準メッシュサイズを自動的に決定する:OFF

標準メッシュサイズ:2[mm]

モデル図

導体(Coil_u,Coil_v,Coil_w)を定義しています。

3相交流とするため、位相の値をそれぞれの導体で0,-120,120[deg]と設定しています。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

1/Solid

Coil_u

008_銅(Cu)※

2/Solid

Coil_v

008_銅(Cu)※

3/Solid

Coil_w

008_銅(Cu)※

※材料データベースを利用

 

3つのコイルそれぞれに電流を流すため、ボディ属性は以下のように設定しています。

3相交流とするため、位相の値をそれぞれ0,-120,120[deg]と設定しています。

ボディ属性名

タブ

設定

Coil_u

電流

波形:交流

電流値: 1[A]

位相:0[deg]

巻数: 1[Turn]

方向:流入出面指定

流入面、流出面を選択

Coil_v

電流

波形:交流

電流値: 1[A]

位相:-120[deg]

巻数: 1[Turn]

方向:流入出面指定

流入面、流出面を選択

Coil_w

電流

波形:交流

電流値: 1[A]

位相:120[deg]

巻数: 1[Turn]

方向:流入出面指定

流入面、流出面を選択

境界条件

設定なし

解析結果

インダクタンス、インピーダンスの解析結果は、[解析結果]タブの、

 

 

 [テーブル] で表示できます。

 

インダクタンスの解析結果は、以下のように出力されます。

 

位相=0[deg]での磁界ベクトルの解析結果を示します。

 

位相=120[deg]での磁界ベクトルの解析結果を示します。

 

位相=240[deg]での磁界ベクトルの解析結果を示します。

 

位相=0[deg]での電流密度ベクトルの解析結果を示します。

 

 

 

まずはFemtetを試してみたい

試用版はこちら

もっとFemtetについて詳しく知りたい

イベント・セミナー情報はこちら