例題9

コプレーナ線路ベンド部

本例題について

  • 誘電体基板上に形成したグランド付コプレーナ線路のベンド部を解析した事例を示します。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

  • 「計算時間の短縮方法」

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

電磁波解析[Hertz]

解析の種類

調和解析

解析オプション

面(辺)電極の厚みの影響を無視するをチェック※

※本オプションは初期設定条件ですでにチェックが入っています。本例題では面電極は

 ありませんので、チェックがなくても結果には影響しません。

 

 

調和解析および開放境界の設定を以下のように行っています。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

要素の種類

2次要素

マルチグリッド/アダプティブ法

アダプティブメッシュを使用するをチェック

周波数依存メッシュの設定

参照周波数:8×109[Hz]

表皮厚みより厚い導体ボディ境界条件とするをチェック

 

本設定によってHOT,GROUNDの厚みが表皮厚みより厚いため、

表面は銀材料の損失を有する境界条件が適用されます。

調和解析

周波数

最小 7.2×109[Hz]

最大 8.2×109[Hz]

間隔

等間隔をチェック

分割数: 10

スイープの設定

逐次スイープを選択

開放境界

種類

吸収境界

吸収境界の次元

1次

 

※この解析では周波数変化が少ないこと、微小な反射量を精度良く求めたい事から、高速スイープをはずして解析しました。

 

 

モデル図

アルミナ基板(SUB)上にコプレーナ線路のパターンを作っています。コプレーナ線路を構成する電極はソリッドボディで定義しています。

周囲はすべて電気壁になるように、外部境界条件を使って設定しています。

 

 

ボディ属性および材料定数の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

4/Solid

AIR

000_空気※

5/Solid

SUB

001_アルミナ

13/Solid

HOT

003_銀Ag※

24/Solid

GROUND

003_銀Ag※

26/Solid

GROUND

003_銀Ag※

※材料データベースを利用

 

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

PORT1/Face

電気

入出力ポート

基準インピーダンス:指定する

 をチェックし、50Ωを入力
モード数:

 導波路の計算で求めるモード数: 5

 実際に3次元解析で使用するモード数: 1

  モードの選択:チェックしない

PORT2/Face

電気

入出力ポート

同上

外部境界条件

電気

電気壁

 

 

解析結果

 

 

 

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