例題20

差動線路(結合線路)コネクタなし

本例題について

  • 誘電体基板上に形成した結合線路の特性を解析した事例を示します。

  • 「計算時間の短縮方法」

 

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

電磁波解析[Hertz]

解析の種類

調和解析

解析オプション

面(辺)電極の厚みの影響を無視するをチェック※

※本オプションは初期設定条件ですでにチェックが入っています。本例題では面電極は

 ありませんので、チェックがなくても結果には影響しません。

 

調和解析の設定を以下のように行っています。

タブ設定

設定項目

条件

メッシュ

周波数依存メッシュの設定

参照周波数:1×109[Hz]

表皮厚みより厚い導体ボディ境界条件とするをチェック

調和解析

周波数

最小 0.15×109[Hz]

最大 1.5×109[Hz]

間隔

等間隔をチェック

分割数: 5

スイープの設定

逐次スイープを選択

 

モデル図

2本のマイクロストリップラインを平行に配置したモデルです。ポート1、ポート2は同一面上に並んでいます。このような

場合、ポートの位置に面を作成し、その面に対して入出力ポートの設定を行います。この面はポート設定の為に作った

面なので、材料名、Body属性名をつける必要はありません。

 モデルの周囲の境界条件(外部境界条件)は、電気壁として解析しました。ポート1,ポート2の境界も電気壁として

扱われます。

 

 

ボディ属性および材料定数の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ名

材料名

0/Solid

基板

006_ガラスエポキシ※

1/Solid

電極

008_銅Cu※

6/Solid

電極

008_銅Cu※

7/Solid

空気

000_空気※

8/SheetBody

転写用ボディ

 

9/SheetBody

転写用ボディ

 

10/SheetBody

転写用ボディ

 

11/SheetBody

転写用ボディ

 

※材料データベースを利用

 

境界条件

境界条件名/トポロジー

タブ

境界条件の種類

条件

ポート_001/Face

ポート_002/Face

ポート_003/Face

ポート_004/Face

 

電気

入出力ポート

基準インピーダンス:
 指定する をチェック。50[Ω]を入力。

モード数:

 導波路の計算で求めるモード数: 5

 実際に3次元解析で使用するモード数: 1

  モードの選択:チェックしない

外部境界条件

電気

電気壁

解析条件の開放境界タブにて設定

解析結果

 

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