
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
平面波を入力した解析例です。
表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
条件 |
ソルバ |
電磁波解析[Hertz] |
解析の種類 |
調和解析 |
調和解析および開放境界の設定を以下のように行っています。
タブ設定 |
設定項目 |
条件 |
調和解析 |
周波数 |
ひとつの周波数 2×109[Hz] |
入射波(平面波) |
伝搬方向 |
(0,1,1) |
電界ベクトル |
(1,0,0) |
|
開放境界 |
種類 |
吸収境界 |
吸収境界の次元 |
1次 |
立方体空間(ボディ属性_001)のみ。境界条件は、モデルの周囲に開放境界条件を設定。
(外部境界条件を開放境界条件としたことが、これに相当する。)
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ名 |
材料名 |
0/Solid |
ボディ属性_001 |
材料定数_001 |
材料名 |
タブ |
定数 |
材料定数_001 |
透磁率 |
比透磁率: 1.0 |
材料定数_001 |
誘電率 |
比誘電率: 1.0 |
境界条件名/トポロジー |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
外部境界条件 |
電気 |
開放境界 |
解析条件の開放境界タブにて設定 |
得られた電界フィールドを確認してみましょう。カラーバーの下に”最大値:1.005″の表記がありますが、
この値は、[解析条件の設定]ダイアログ、[入射波]タブで設定した電界ベクトルの大きさが、1.0であったこと
に対応します。下の図は、X軸正の方向から、YZ面を見ています。モデルの左下の座標が、(x,0,0)
となっていて、(0,0,0)の位置での電界ベクトルが、入力した電界ベクトル(1,0,0)に対応します。平面波
の進行方向は、アニメーションを見るか、位相を0°から少しずつ増やしていくことによって確認できます。
平面波が、入力した(0,1,1)方向(図の右上方向)に進んでいくことを確認してください。
図1.電界ベクトル
次に磁界ベクトルを見ます。最大値が2.664[mA/m]であることがカラーバーの下の表示から分かります。
この値に真空中の平面波のインピーダンス377[Ω]をかけると、電界の大きさ1[V/m]になる事が確認
できます。
なお図2は、ベクトルを見やすくするために、ベクトルの配置を格子座標で指定しています。
図2.磁界ベクトル
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