例題1

円盤の放射インピーダンス計算

本例題について

  • 空気中に配置された円盤形状の振動体によって発生した音波の音波解析を行います。

  • 各周波数における音波のパワーおよび放射インピーダンス、または円盤から空気中に音波が放射されていく様子
    を解析結果として出力します。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

m

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

音波解析[Mach]

解析の種類

調和解析

解析オプション

選択なし

 

調和解析タブにおいて周波数、間隔、スイープの設定を以下のように設定しています。

また解析領域の外部にも音波が放射していきますので開放境界の条件として以下の

初期設定条件を使用します。

タブ設定

設定項目

条件

調和解析

 

周波数

最小:200[Hz]

最大:3000[Hz]

間隔

等間隔をチェック

分割数:20

スイープの設定

高速スイープを使うをチェック

許容誤差:1.0×10-2

開放境界タブ

種類

吸収境界

吸収境界の次元

1次

原点座標

x = y = z = 0

モデル図

半球形状ソリッドボディで空気を定義し、半球面表面に開放境界条件を

適用しています。また、円形のシートボディ転写用ボディ)を定義し、
速度境界条件を適用しています。

ボディ属性および材料定数の設定

半球形状のソリッドボディを作成し、材料としては空気を設定しています。

また、速度境界条件を適用する円形の面トポロジは円形のシートボディを

作成したあと、面分割コマンドを使用して作成しています。

ボディ No./ボディ タイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

Air

000_空気※

※材料データベースを利用

境界条件

速度境界条件は転写用ボディ上のFaceに設定します。

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

Open/Face

音波

開放境界

 

V0/Face

音波

速度

1[m/s]

解析結果

各周波数におけるパワーは、[解析結果]タブの、

 

 

 [テーブル] で表示できます。

 

例として、パワーを表示しています。

その他の結果は、テーブルのタブを切り替えて表示することができます。

 

 

 

駆動周波数200[Hz]での音圧分布のグラデーションカラーコンター図を示します。

 

駆動周波数900[Hz]での音圧分布のグラデーションカラーコンター図を示します。

 

駆動周波数2020[Hz]での音圧分布のグラデーションカラーコンター図を示します。

 

駆動周波数3000[Hz]での音圧分布のグラデーションカラーコンター図を示します。

 

駆動周波数が高くなるにつれ、音圧の分布が変化していく様子が分かります。

 

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