例題8

指向性の計算方法を使った結果フィールド表示

本例題について

  • 指向性の計算方法を使って結果フィールド表示を行います。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

 

解析条件

 

項目

条件

ソルバー

音波解析[Mach]

解析の種類

調和解析

解析オプション

選択なし

 

 

タブ設定

設定項目

条件

調和解析

周波数

最小:5[KHz]

最大:5[KHz]

 

モデル図

空気中にあるスピーカーの音が伝わっていく様子を,1m先まで観察することを目的としています。

 

球状の空気領域の内部に、スピーカの領域を作成し、空気をくり抜いてつくりました。したがって、スピーカのボディは存在しません。駆動部分は圧力1[Pa]で指定しています。球状の空気領域の周囲には開放境界条件を設定していますが、図では内部を見やすくするため、境界条件を外した図を示しています。指向性領域は、2枚のシートボディで作っています。

 

 

 

BODY属性および材料定数の設定

ボディ No./ボディ タイプ

ボディ属性名

材料名

2/Solid

空気

000_空気※

5/Solid

空気

000_空気※

6/Solid

空気

000_空気※

9/Sheet

OUTSIDE

000_空気※

10/Sheet

OUTSIDE

000_空気※

※材料データベースを利用

 

 

ボディ属性名

解析領域

OUTSIDE

”指向性の計算方法を使う”にチェック

  • ”指向性の計算方法を使う”にチェックされたボディは、指向性計算をする領域として認識されます。このボディに材料”000_空気”を指定していますが、この材料は計算に使われません。開放境界を設定したボディの材料が、その外側に広がっているという条件で解析が行われます。

 

境界条件

境界条件名/Topology

タブ

境界条件の種類

条件

F/Face

音波

圧力

1[Pa]

Open/Face

音波

開放境界

 

 

 

解析結果

指向性領域のコンター図も書くことができました。

指向性領域を使うことで、広い空間の音圧分布を見ることが、比較的容易に実現できます。

 

 

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