例題1

静解析

本例題について

  • 分極方向が逆の圧電体を張り合わせた構造の圧電素子の解析例を示します。

  • 圧電素子の変位量を解析結果として示します。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析l空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

圧電解析[Rayleigh]

解析の種類

静解析

解析オプション

選択なし

モデル図

2つの直方体ソリッドボディを定義し、それぞれupperとlowerというボディ属性名とし、分極方向を逆に定義します。

根元は機械的に固定し、上下面にはそれぞれ個別に10[V]、0[V]の電位を指定します。

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

upper

000_P-4※

1/Solid

lower

000_P-4※

※材料データベースを利用

 

圧電体P-4の分極方向を逆にするためボディ属性の方向を以下のように定義します。

ボディ属性名

タブ

設定

upper

方向

指定方法:ベクトル

ベクトル:X=Y=0.0、Z=1.0

lower

方向

指定方法:ベクトル

ベクトル:X=Y=0.0、Z=-1.0

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

fix/Face

機械

変位

UX,UY,UZ全てチェック

UX=0, UY=0, UZ=0

earth/Face

電気

電気壁

電位指定:

電位 0[V]

hot/Face

電気

電気壁

電位指定:

電位 10[V]

解析結果

素子の変位量のグラデーションコンター図を示します。カラーコンタは変位の大きさを表しております。

 

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