
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
分極方向が逆の圧電体を張り合わせた構造の圧電素子の解析例を示します。
圧電素子の変位量を解析結果として示します。
表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
条件 |
ソルバ |
圧電解析[Rayleigh] |
解析の種類 |
静解析 |
解析オプション |
選択なし |
2つの直方体ソリッドボディを定義し、それぞれupperとlowerというボディ属性名とし、分極方向を逆に定義します。
根元は機械的に固定し、上下面にはそれぞれ個別に10[V]、0[V]の電位を指定します。
ボディ No./ボディタイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
0/Solid |
upper |
000_P-4※ |
1/Solid |
lower |
000_P-4※ |
※材料データベースを利用
圧電体P-4の分極方向を逆にするためボディ属性の方向を以下のように定義します。
ボディ属性名 |
タブ |
設定 |
upper |
方向 |
指定方法:ベクトル ベクトル:X=Y=0.0、Z=1.0 |
lower |
方向 |
指定方法:ベクトル ベクトル:X=Y=0.0、Z=-1.0 |
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
fix/Face |
機械 |
変位 |
UX,UY,UZ全てチェック UX=0, UY=0, UZ=0 |
earth/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定: 電位 0[V] |
hot/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定: 電位 10[V] |
素子の変位量のグラデーションコンター図を示します。カラーコンタは変位の大きさを表しております。
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