共振解析

本例題について

• 分極方向が逆の圧電体を張り合わせた構造の圧電素子の共振解析例を示します。

• 圧電素子の変位量および共振周波数を解析結果として示します。

• 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

解析条件

共振解析タブにおいてモード数を以下のように設定しています。

モデル図

２つの直方体ソリッドボディを定義し、それぞれupperとlowerというボディ属性名とし、分極方向を逆に定義します。

根元は機械的に固定し、上下面にはそれぞれ個別に10[V]、0[V]の電位を指定します。例題１と同様のモデルです。

ボディ属性および材料の設定

※材料データベースを利用

圧電体P-4の分極方向を逆にするためボディ属性の方向を以下のように定義します。

境界条件

解析結果

計算結果は、[解析結果]タブの、

 [テーブル] で表示できます。

例として、共振周波数を表示しています。

その他の結果は、テーブルのタブを切り替えて表示することができます。

No.0のモードの変位図を示します。

No.1のモードの変位図を示します。

No.0のモードとは振動方向が異なる事が分かります。

No.2のモードの変位図を示します。

No.0のモードとは振動方向は同じですが、節の数が異なることが分かります。