
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
本例題では過渡解析の事例を紹介します。
時間軸上における変位の推移を解析結果として示します。
表に記載されていない条件はデフォルトの条件を使用します。
過渡解析は特別オプション機能です。ただし、共振解析を利用した過渡解析は、特別オプション不要です。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
共振解析を利用した過渡解析を行う場合は共振解析、過渡解析それぞれ
のタブ設定が必要になります。
項目 |
条件 |
ソルバ |
圧電解析[Rayleigh] |
解析の種類 |
共振解析を利用した過渡解析 |
共振解析タブにおいてモード数、周波数の近似値を以下のように設定しています。
また過渡解析タブにおいても時間ステップの設定を行っています。
タブ設定 |
設定項目 |
条件 |
共振解析 |
モード数 |
10 |
周波数の近似値 |
0[Hz] |
|
過渡解析 |
時間ステップ |
指定をチェック |
出力間隔 |
1 |
|
ステップ数 |
500 |
ボディ No./ボディ タイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
0/Solid |
piezo |
000_P-4※ |
※材料データベースを利用
印加する電圧の時間依存性を重み関数を用いて定義しています。
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
earth/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定:電位 0[V] |
hot/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定:電位 1[V] 時間依存をチェック 重み関数を定義 |
fix/Face |
機械 |
変位 |
UX=UY=UZ=0.0 |
重み関数のグラフを示します。
時間応答の結果を見るには、解析結果->表示内容->解析タイプ を ”Rayleigh” から”Rayleigh/時間応答”
へ変更します。その状態で、piezoの先端部、座標(2.5,0.0,0.1)における変位X成分の時間変化をグラフ化
したのが、下の図です。グラフの描き方は、こちらをご覧ください。
グラフの種類は、”モード(周波数、時刻、ステップなど)が横軸のグラフ”を選択してください。
30[us]以降は印加電圧が0[V]で一定値となり、変位の応答に変化がみられることが分かります。
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