例題11

過渡解析

本例題について

  • 本例題では過渡解析の事例を紹介します。
     

  • 時間軸上における変位の推移を解析結果として示します。
     

  • 表に記載されていない条件はデフォルトの条件を使用します。
     

  • 過渡解析は特別オプション機能です。ただし、共振解析を利用した過渡解析は、特別オプション不要です。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

共振解析を利用した過渡解析を行う場合は共振解析、過渡解析それぞれ

のタブ設定が必要になります。

項目

条件

ソルバ

圧電解析[Rayleigh]

解析の種類

共振解析を利用した過渡解析

 

共振解析タブにおいてモード数、周波数の近似値を以下のように設定しています。

また過渡解析タブにおいても時間ステップの設定を行っています。

タブ設定

設定項目

条件

共振解析

モード数

10

周波数の近似値

0[Hz]

過渡解析

時間ステップ

指定をチェック
1×10-7[Sec]

出力間隔

1

ステップ数

500

モデル図

ボディ属性および材料定数の設定

ボディ No./ボディ タイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

piezo

000_P-4※

※材料データベースを利用

境界条件

印加する電圧の時間依存性を重み関数を用いて定義しています。

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

earth/Face

電気

電気壁

電位指定:電位 0[V]

hot/Face

電気

電気壁

電位指定:電位 1[V]

時間依存をチェック

重み関数を定義

fix/Face

機械

変位

UX=UY=UZ=0.0

 

重み関数のグラフを示します。

解析結果

時間応答の結果を見るには、解析結果->表示内容->解析タイプ を ”Rayleigh” から”Rayleigh/時間応答”

へ変更します。その状態で、piezoの先端部、座標(2.5,0.0,0.1)における変位X成分の時間変化をグラフ化

したのが、下の図です。グラフの描き方は、こちらをご覧ください。

グラフの種類は、”モード(周波数、時刻、ステップなど)が横軸のグラフ”を選択してください。

 

        

 

30[us]以降は印加電圧が0[V]で一定値となり、変位の応答に変化がみられることが分かります。

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