例題12

音響インピーダンス

本例題について

  • 例題2のプロジェクトで、空気による抵抗を考慮する為、音響インピーダンスを周囲に設定しました。
    ここでは音響インピーダンスの効果を確認します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

圧電解析[Rayleigh]

解析の種類

調和解析

解析オプション

選択なし

  

調和解析タブにおいて周波数、間隔、スイープの設定を以下のように設定しています。

タブ設定

設定項目

条件

調和解析

周波数

最小:5.6×103[Hz]

最大:5.7×103[Hz]

間隔

等間隔をチェック

分割数:50

モデル図、ボディ属性および材料の設定は例題2と同じ

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

外部境界条件

機械

音響インピーダンス

409.7[Pa・s/m]

earth/Face

電気

電気壁

電位指定:

電位 0[V]

hot/Face

電気

電気壁

電位指定:

電位 1[V]

hot/Face

機械

音響インピーダンス

409.7[Pa・s/m]

 

モデルの周囲全てに音響インピーダンスを設定する為、外部境界条件と、hotの境界条件に

音響インピーダンスを指定しています。 409.7[Ns/m3]の値は、空気の音響インピーダンスを想定

して設定したものです。

解析結果

音響インピーダンスを、0[Ns/m3],100[Ns/m3],409.7[Ns/m3]と3通りについて解析を実行し、得られたインピーダンス

を比較しました。音響インピーダンスが大きくなるに従って、共振点でのインピーダンスの変化がなだらかになって行く事がわ

かります。

 

 

 

 

上図は、インピーダンスの周波数特性を示したものです。右側の図は、左側の図を拡大表示です。

なお、上のグラフ中にある、データ系列毎の説明(例:青線 0[Ns/m3]) はグラフソフトで書いたものではありません。

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