
CAEソフト【 Femtet 】-ムラタソフトウェア株式会社
スリットを持つ可動圧電素子の解析事例を示します。
スリット部は不連続境界条件を適用し、自由にスリットが広がることができるモデルとしています。
解析結果として変位図を示します。
表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。
項目 |
条件 |
解析空間 |
3次元 |
モデル単位 |
mm |
項目 |
条件 |
ソルバ |
圧電解析[Rayleigh] |
解析の種類 |
静解析 |
解析オプション |
選択なし |
スリット部はまず転写シートボディを作成し、それに不連続境界条件であるSlitを設定しています。
ボディ No./ボディ タイプ |
ボディ属性名 |
材料名 |
0/Solid |
metal |
504_SUS304※ |
1/Solid |
metal |
504_SUS304※ |
3/Solid |
unit2 |
000_P-4※ |
4/Solid |
unit1 |
000_P-4※ |
5/Sheet |
転写用ボディ |
|
※材料データベースを利用
圧電体P-4の分極方向を逆にするためボディ属性の方向を以下のように定義します。
ボディ属性名 |
方向 |
unit_1 |
指定方法:ベクトル ベクトル:X=-1.0、Y=0.0、Z=0.0 |
unit_2 |
指定方法:ベクトル ベクトル:X=1.0、Y=0.0、Z=0.0 |
境界条件名/トポロジ |
タブ |
境界条件の種類 |
条件 |
earth/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定:電位 0[V] |
hot/Face |
電気 |
電気壁 |
電位指定:電位 1[V] |
slit/Face |
対称/不連続 |
|
不連続 |
電圧を印加して圧電素子が駆動して変形した様子を示します。カラーコンタは変位の大きさを表示しています。
不連続境界条件を与えたスリットの部分が外側に開いている様子が分かります。
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