例題14

スリット

本例題について

  • スリットを持つ可動圧電素子の解析事例を示します。

  • スリット部は不連続境界条件を適用し、自由にスリットが広がることができるモデルとしています。

  • 解析結果として変位図を示します。

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

解析空間

項目

条件

解析空間

3次元

モデル単位

mm

 

解析条件

項目

条件

ソルバ

圧電解析[Rayleigh]

解析の種類

静解析

解析オプション

選択なし

モデル図

スリット部はまず転写シートボディを作成し、それに不連続境界条件であるSlitを設定しています。

ボディ属性および材料定数の設定

ボディ No./ボディ タイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

metal

504_SUS304※

1/Solid

metal

504_SUS304※

3/Solid

unit2

000_P-4※

4/Solid

unit1

000_P-4※

5/Sheet

転写用ボディ

 

※材料データベースを利用

 

圧電体P-4の分極方向を逆にするためボディ属性の方向を以下のように定義します。

ボディ属性名

方向

unit_1

指定方法:ベクトル

ベクトル:X=-1.0、Y=0.0、Z=0.0

unit_2

指定方法:ベクトル

ベクトル:X=1.0、Y=0.0、Z=0.0

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

earth/Face

電気

電気壁

電位指定:電位 0[V]

hot/Face

電気

電気壁

電位指定:電位 1[V]

slit/Face

対称/不連続

 

不連続

 

解析結果

電圧を印加して圧電素子が駆動して変形した様子を示します。カラーコンタは変位の大きさを表示しています。

 

不連続境界条件を与えたスリットの部分が外側に開いている様子が分かります。

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