例題26

熱伝導率が円筒座標系の異方性を持つ複合材料の解析

本例   題について

  • 熱伝導率が円筒座標系の異方性を持つ場合の解析例を示します。
     

  • 表に記載されていない条件は初期設定の条件を使用します。

 

解析条件

項目

条件

ソルバー

熱伝導解析[Watt]

解析空間

3次元

解析の種類

定常解析

単位

mm

解析オプション

なし

モデル図

円筒の中心に発熱体があり、外側が複合材料で覆われているモデルです。

 

ボディ属性および材料の設定

ボディ No./ボディタイプ

ボディ属性名

材料名

0/Solid

発熱体

001_アルミニウムAl※

1/Solid

複合材料

複合材料

※材料データベースを利用

 

ボディ属性名

タブ

設定

発熱体

発熱量

総発熱量:1[W]

複合材料

方向

指定方法:ベクトル

2本のベクトルを入力し3方向を指定する。にチェック

分布取込にチェック

Z’方向ベクトル分布取込

分布データの編集ダイアログ

分布領域  :2次元

座標系     :グローバル

No. X’座標 Y’座標 x成分 y成分 z成分
1 -1 0 0 0 1
2 1 0 0 0 1
           

 

 

 

指数 -3  
単位 [m]  

 

X’方向ベクトル分布取込

分布データの編集ダイアログ

分布領域  :2次元

座標系     :グローバル

 

No. X’座標 Y’座標 x成分 y成分 z成分
1 -5 0 1 0 0
2 5 0 -1 0 0
3 0 -5 0 1 0
4 0 5 0 -1

0

 

指数 -3  
単位 [m]  

 

 

 

材料名

タブ

設定

複合材料

熱伝導率

異方性:異方

温度依存性:なし

熱伝導率行列

 

  x y z
x 3    
y 0 1  
z 0 0 1

[W/m/deg]

 

 

境界条件

境界条件名/トポロジ

タブ

境界条件の種類

条件

外部境界条件

放熱・環境輻射

自然対流(係数自動計算)

 

解析結果

メッシュの方向分布2(X’軸)の結果を示します。

 

 

 

方向が円筒座標系になっていることが分かります。

 

次の温度分布の解析結果を示します。カラーバーの単位は[deg]です。

 

 

円筒座標の異方性になっているため、角度方向の温度分布が等しくなっていることがわかります。

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